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小阪由佳、17年ぶりの写真集に「『需要大丈夫?』って思いました(笑)」“洗脳”からの復活で「今はめちゃくちゃハッピー」

小阪由佳、17年ぶりの写真集に「『需要大丈夫?』って思いました(笑)」“洗脳”からの復活で「今はめちゃくちゃハッピー」

小阪由佳
小阪由佳 / 撮影:松崎太陽

小阪由佳が、11月29日に都内で開催された写真集「until the end ~裸洗~」(双葉社)と書籍「六本木洗脳」(晶文社)の合同発売記念イベントに登場。洗脳された過去を振り返りながら、17年ぶりとなる写真集発売にあたっての思いを語った。

■写真集&“回復ドキュメント”を同時発売

「六本木洗脳」は、「ミスマガジン2004」グランプリを獲得し、ブレークした後に起きた炎上、支配と依存の関係、成り代わりブログ騒動、激太りなど、“洗脳”された経緯とどう抜け出したかまでを2年がかりで自ら記した回復ドキュメント。「until the end ~裸洗~」は、株式会社グラビアアイドル代表取締役社長という肩書も持つ小阪の決意と覚悟、出し惜しみなく“グラビア愛”を込めた最高傑作で、それぞれ11月19日に発売された。

メディアへの露出はあったものの、囲み取材に登壇するのは10年以上ぶりという小阪は、大勢詰め掛けた取材陣を前に「たくさん来てくれてありがとうございますという気持ちと、緊張で涙が出そうです」と万感の表情。

あらためて、エッセー本出版の経緯について「正直とても勇気が要るものでした。自分の中ではもう解決したことだと思って、今までずっと生きてきたので」とした上で、「ある日自分を洗脳した方を偶然テレビで見てしまって、その衝撃と恐怖が止まらなくて。どうにか昇華しなくてはいけないと思ってペンを取ったことがきっかけ。一つの本にして、自分の傷が誰かのためのものになったときに、自分の経験は完全に肯定されるのではないか、と思って本を書かせていただきました」と打ち明けた。

洗脳した女性とは今から20年ほど前に番組で共演したことがきっかけで出会い、自身がブレークして芸能活動の右も左も分からないまま過密スケジュールをこなす中で、親身になって話を聞いてくれたり、助言してくれたりしたことで関係が深くなったという。

■“炎上ブログ”は「コピペでした」

その中で、芸能活動を続けていくことができるか悩んでいるときに「『引退っていう方法もあるかもね』という話の流れから、やんわりやんわり引退するという気持ちにされてしまった」と回顧し、引退後に“激太り”した件については、彼女から「『ものすごく太ったら話題になるよ』『太るべきだよ』と言われて。そうなの?そうなのか、そうなんだ!という感じで(自分に言い聞かせて)太り出しました」と明かす。

また、ブログなどでの発信についても「アドバイスというかコピペだったんです。彼女が『こうやって言いな』と送ってきたものをコピペでバーッと出す感じにしていました。心は1回捨てていたので、正直よく読まずにアップして、後から炎上しているのを知って『なんてとんでもないことを送ってしまったんだろう』という後悔と反省の念で、さらに戻れなくなった」と振り返った。

2年ほど彼女からの洗脳を受け、「太るにもお金がかかるので(笑)。貯金が底をついたとき、生きるか死ぬかの選択に迫られて、生きるほうを選択したんです。そのときに保育園で働いて、周りの人は変なことを言わないし、自分を傷つける発言はしないなと」と社会復帰したときに不思議に思ったそうで、「彼女は私のことを『奴隷』『犬』だと周りの人に紹介したんです。そのとき、私ではなく彼女に対して『何言っているんだろうこの人』という視線が向けられていて。私はおかしいことを言われているよね、と思い始めて違和感が出てきた。『おかしい』と思ってから(解けるのは)早かったですね」と洗脳が解け、彼女と決別できたときのことも明かした。

小阪は当時を振り返り「若いって怖いですね。無知って怖い」とこぼし、「今の若い子はめっちゃしっかりしているんで、自分ももう少し世間を知らないとダメでした(笑)」と反省。それでも、洗脳を乗り越えた今は「めちゃくちゃハッピーです。ありがとうございます。皆様のおかげです!」ときっぱり言い切った。


小阪由佳
小阪由佳 / 撮影:松崎太陽

■写真集のオファーに「『どなた宛のオファーですか?』って」

一方、17年ぶりとなる写真集について、オファーを受けたときのことを「『需要大丈夫?』って思いました(笑)。事務所の経営者なので『どなた宛のオファーですか?』って」とした上で、「小阪由佳としては『最高の場所をありがとうございます』という気持ち。“取り戻した姿”をお見せする場所ができたら欲しいなと思っていたので、お話を頂いたときは『いけるところまでなら喜んで!』という感じでうれしかったです」と述懐した。

写真集の撮影をしていく中でグラビアアイドル時代の記憶も取り戻したと言い、「何でも進化しているので、自分のポーズって古くないかな?と(笑)。20代でやっていたことを40歳でチャレンジするとなると、時代に合わせたアップデートも要るので、そこは葛藤しました。いろいろ教えてもらって、本当に初心者みたいなものです」と謙遜しつつ、自己採点は「100点です。覚悟を決めて自分を取り戻した姿なので、『小阪由佳ってこうだったよね』と思い出してもらえたら」とアピールした。

また、周囲の反響を聞かれると「主人は喜んでいます(笑)。主人にはずっと前から『写真集いつ出るの?』って言われていて。『需要ないし、夢見るのはやめてください』って言っても、『いや、いけるよ!』と言ってたので。出来上がったとき喜んでいました」と、元俳優の夫・栩原楽人さんの反応を明かした。

40歳になっても美スタイルを保つ小阪だが、体形維持の秘訣(ひけつ)については「体重計に毎日乗ることです。すごくシンプルなんですけど意外にみんな気付いてない。究極どんなに食べ過ぎても毎日体重計に乗っていれば結構大丈夫です!嫌でも直視するので(笑)。少し太って体重計に乗らなくなったときが、皆さん注意です!」と太ったことにすぐに気付き、受け入れて対策を講じることが大事だと笑顔で呼び掛けた。

40代に突入した小阪。現在はメディアの露出以外にも経営者としての顔を持つが、今後の目標を「人に勇気を与えられる40歳にしたいです」とし、「まずはこの本を謙虚に一人でも多くの方に読んでいただきたい。読んでいただけさえすれば、何かしらキャッチしてもらえる、心が動くような作品になっている自信はあるので。この本を一人でも多くの方に伝えて、その人の“本当の自分”を取り戻したり、見つける旅のお手伝いをできたら」と、力を込めた。

◆取材・文=武原堅人(STABLENT)


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