トヨタのセバスチャン・オジェが、WRC(世界ラリー選手権)最終戦ラリー・サウジアラビアを総合3位でフィニッシュ。この結果により、2025年シーズンのワールドチャンピオンに輝いた。
近年はフル参戦をせず、“パートタイム参戦”という形でトヨタのGRヤリス Rally1を駆るオジェ。それでも過去8度WRCタイトルを手にしてきたオジェは未だに最高レベルのパフォーマンスを見せており、今季はスウェーデン、ケニア、エストニアでの3ラリーを欠場しながらも、参戦したラリーのほとんどで表彰台を獲得してポイントを積み重ねてきた。先日行なわれた第13戦ラリー・ジャパンでは今季6勝目を記録した。
そして迎えた最終戦のサウジアラビア戦では、砂漠地帯で行なわれるラリーとあって多くのクルーがトラブルやアクシデントに苦しむ波乱の1戦となった。その中でオジェはティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモーのヒョンデ勢に次ぐ総合3位でフィニッシュ。タイトル争いのライバルであるエルフィン・エバンス(トヨタ)が6位に終わったことによりポイントランキングで逆転し、見事チャンピオンを獲得した。
オジェにとっては2021年以来の王座で、パートタイム参戦になってからは初。そして通算のタイトル獲得回数が9回に達し、セバスチャン・ローブに並ぶWRC最多記録タイとなった。
そんなオジェは2026年シーズンもトヨタに残留。今季同様にパートタイム参戦でWRCを戦うことになっている。トヨタはリリースの中で、オジェが開幕戦のラリー・モンテカルロを皮切りに「半数以上のラリー」に参戦するとしている。

