
元乃木坂46の堀未央奈が11月29日、都内で2026年カレンダーの発売記念イベントを開催。イベント前の囲み取材に登壇した堀が自身のカレンダーを指し、「皆さんの魔除けみたいなものになればいい」と笑いを誘う一幕があった。
■自己採点は“いい肉の日”にちなんで1129点!
今までのカレンダーとは全く違う雰囲気に仕上がったという今作。「かれんさみたいな繊細さ、少女さみたいなところも演出して、全ページヘアメーク、衣装も違う雰囲気にしつつ、でも全体的な系統は統一して」とコンセプトを説明。続けて、「とにかくパステルカラーを使いたいと伝え、柔らかい色味でふんわりした質感の作品に仕上げました」と撮影のこだわりを明かす。
お気に入りのカットはサイドポニーで、自身でも「あまりやったことがない」という前髪をまとめ上げた珍しいショットとなっている。堀はそのページを見ながら、「アイドルっぽい感じの雰囲気もあるので、乃木坂46の頃から応援してくださっている方に懐かしく思ってもらえたらうれしいです」と優しくほほ笑む。
そして、衣装のテーマは「ヘルシー(健康的)」。「大人っぽさを出すより、20代最後の遊び心をたくさん入れました」と話し、会見で着用した黒のドレスについても、「肩回りは肌が出ていて大人っぽいですが、チュールのスカートがすごく品があって、このバランス感が29歳の私のテーマでもあるかな。大人っぽさと品、あとはちょっとの遊び心を兼ね備えた衣装にしてみました」と、2025年10月に29歳となったことも報告した。
そんなカレンダーの自己採点は1129点。「今日は“いい(11)にく(29)の日”なので(笑)。お肉が大好きなので、たくさん食べて、これからもいっぱい頑張るぞっていう意味を込めて1129点にします」と、これからの飛躍を誓った。
■「愛を込めて作ったので、皆さんの魔除けみたいなものに」
今回のカレンダーはインテリアとしても違和感のないオシャレな雰囲気を意識したとも話し、「リビングや目立つところに置いていただいても。なんなら縁起がよくなります。私、すごく運がある方なので、その運を皆さんにも与えられるように、家のメインのところに飾ってほしいです」と呼び掛ける。
さらに“縁起がいい”にちなみ、「今年縁起がよかったことは?」と聞かれると、「変な人も寄ってこないという面では、すごく守られているというか、運がいいんだなっていう風に思います」と答えて笑いを誘う。
続けて、「いろんな作品、やりたいと言っていた仕事なども少しずつかなえられていて、そこですごく自分の運の強さも実感してきた数年間だったなと思います。この私の妙なマインド…なんでもポジティブに考えて、自分を大切にしていくというマインドを皆さんに伝えたいという意味でもこの作品にこだわって、愛を込めて作ったので、皆さんの魔除けみたいなものになればいいなと思っています」と、記者たちを重ねて笑わせた。


■目標は「人生の後押しをできるような役者さんになれるように」
「乃木坂46時代もすごく充実していましたし、今もまた新しいことを経験できているので、本当に一日一日がすごく大切な日々」と、現在の充実した活動に感謝する堀。2026年の目標としては、「一番はお芝居。いろんな作品、役を通して自分を表現していきたい」と語る。
その上で、「お芝居を始めた理由はもちろん作品が好きという部分も大きいですが、やっぱり私を応援してくださる方に少しでも生きる希望や勇気、そういうポジティブな感情を持ってほしいなって。そういう気持ちから始めたので、いろんな作品を通して、いろんな方の人生の後押しをできるような役者さんになれるように頑張りたいです」と、言葉に力を込めた。
また、2025年を振り返る漢字は、「動」と発表。「自分の感情や環境がたくさん動いた一年でした。お仕事や作品で環境がたくさん変わったというのと、今まで決めていた自分のルーティーンや固定概念が少しずつ動き始めた一年だったと思います」と回顧。
そして、「20代の締めくくりとして、29歳にもなったので、20代ラストスパートを。自分の中で動くものを大切にして一年を過ごしていきたい。記念に自分の中で作品を作ってみたいと思っていて、今回のカレンダーもですし、クリエイティブなことにも興味があるので挑戦してみたいな」と話す。
堀は個性的な絵を描くことで知られており、そのためか「ファンの方から絵本を描いてほしいと言われまして。いつか絵本のカレンダーを出すかもしれないので期待していてほしい」と夢を語った。
◆取材・文=鈴木康道

