カロリーや塩分の摂りすぎはよくないとわかっていながら、つい食欲に負けてしまうもの。そんな食事の管理もアプリに任せてはどうか。
IT関係者が話す。
「食事管理アプリの強みは『記録する手間』が大幅に省けること。スマホのカメラで食べたものの写真を撮ったり、リストから選んだりするだけで自動記録されるので、いちいちノートにメモするよりも続けやすい。家計と同様、食事の管理も『アプリに一任したほうがラク』という認識が広がっています」
また、それぞれのアプリが独自色を出している点も興味深い。
健康関連アプリの国内大手「あすけん」のウリは「管理栄養士監修のアドバイス」。記録した食事に従ってグラフとともに栄養素の過不足などを具体的に指摘して、採点までしてくれる。
また、AIが食事画像を解析して、カロリーを確認できる「カロミル」も人気を集めており、
「私も長らく利用していますが、写真を撮るだけでざっくりとカロリーが数値化されるので非常に手軽です。スマホに保存している画像から食事だけを自動でチェックしてくれるため、わざわざ写真を送信する必要がありません。3カ月後の体重をAIが予測してくれる機能もあるので、ダイエットのモチベーションにもつながります」(IT関係者)
さらに、栄養バランスの管理にも気をつけたい人には、東京都健康長寿医療センターと日清オイリオが共同開発したアプリ「バランス日記」がオススメだ。
「このアプリは、高齢者の低栄養予防のために同センターが提唱する『10食品群』を、食事ごとにタップして栄養バランスをチェックするというもの。細かいカロリー計算ではなく、『食品の種類を増やす』という形で食生活を改善する設計なので、シニア層でも直感的に使いやすいアプリになっています」(本折氏)
家族や友人と連携するSNS機能もシニア層の利用を後押ししているとして、本折氏が続ける。
「『食べ友』機能を使うと、このアプリをインストールしている家族や知り合い同士で栄養バランスの状況を共有できるんです。親がきちんと食べられているか、離れて暮らしている子供も日ごとに確認できます。これは他の食事記録アプリにはあまりない設計で、介護の前段階の観点からも利便性が高い。高齢期の『心身の虚弱度』を測る『フレイルチェック』の機能も簡易的ながら備えているので、シニアにうってつけと言えるでしょう」

