
俳優の椛島光が、11月29日に都内で「椛島光 Calendar 2026.01-2026.12」発売記念イベントを開催。イベント前に合同取材が行われた。
■写真家・川島小鳥が撮影した2026年板カレンダーを発売
俳優デビュー作となる「仮面ライダーリバイス」(2021~2022年、テレビ朝日系)のアギレラ/夏木花役で一躍ブレークし、その後、さまざまなドラマなどに出演して多方面で存在感を放つ椛島。そんな彼女の最新の姿を撮り下ろした2026年1月始まりの卓上型カレンダーが発売された。
撮影は、発行部数13万部超の写真集「未来ちゃん」などで知られる写真家・川島小鳥氏が担当。以前から一緒に作品を作りたいと切望していた椛島本人たっての希望で、今回のカレンダーでその夢が実現した。
撮影場所は岡山県の牛窓。一日の中で干潮時にだけ現れる3つの島を結ぶ奇跡の砂の道「ヴィーナスロード」をはじめ、趣のある路面電車「岡山電気軌道」、地中海ロケーションを想起させる海岸沿いの「ホテルリマーニ」、おしゃれな古民家カフェや瀬戸内海の絶景を臨む神社の参道など、穏やかな時間と海沿いの爽やかな空気に包まれたシチュエーションの中、椛島との二人だけの旅路を擬似体験できるような「心の距離感45cm」をテーマにした物語が紡がれている。
椛島は「今回のカレンダーでは、夏のいろんな表情を楽しむ私の素の姿がギュッと詰まったものになっていますので、皆さんに見ていただけるのが本当にうれしいです」とカレンダーが発売された今の気持ちを伝えた。

■お気に入りは電車内のカット「木造の温かい感じとレトロな雰囲気が好き」
撮影を行ったのは7月。「牛窓というところをメインに撮影したんですが、穏やかな海だったり、静かな街並みに癒されながら心地良い時間の中で撮影ができました」と撮影時を振り返り、「岡電の電車の中でも撮影したんですけど、木造の温かい感じとレトロな雰囲気がすごく好きなので選びました」と、お気に入りのカットのポイントも明かした。
撮影での印象的なエピソードを聞かれると、「黒島のヴィーナスロードというところに引かれて撮影地が決まったんですけど、撮影当日は本当に快晴で、海に道が浮かんでいるような美しい景色が広がっていました。それを皆さんにも見ていただけたらいいなと思っています」

■「リラックスできる空間とかお部屋に置いていただけたらうれしい」
ファンにカレンダーをどこに置いてほしいかを聞いてみると、「私はカレンダーをテーブルとかにちょこんと置くタイプですね。今回のカレンダーは、見るとホッとひと息ついていただけるようなものになったかなって思うので、リラックスできる空間とかお部屋に置いていただけたらうれしいです」と回答。
1年の中での好きな時期については「私、クリスマスが大好きなんです。クリスマスが近づくと街がクリスマスの装飾が施されたり、クリスマスソングが流れていたりして、そんな冬の雰囲気がすてきだなって。今年はまだできてないんですけど、毎年お部屋にクリスマスの雑貨とかを置いてクリスマスの雰囲気を楽しんでいるので、今年も楽しみたいなと思っています」と答えた。
今回のカレンダーを自己採点してもらうと「100点です!」と即答。「1泊2日のすごく短い撮影ではあったんですけど、岡山県牛窓の自然豊かなすてきな場所で、撮影チームの皆さんとすごく楽しい夏の思い出ができた作品になりましたし、それがギュッと詰まったものになっているので」と点数の理由を語った。

■2025年は大河ドラマ出演など俳優として充実した1年に
2025年は自身にとってどんな年だったのかを聞かれると、「一年を通していろんな作品に出させていただいたり、いろんな役を演じさせていただいたので、表現の幅を広げることにチャレンジできた年だったと思います」と答え、「2026年も、今年学んだことを生かして活動を頑張っていけたらいいなって」とコメント。
「いろんな役に挑戦したいと思っていますけど、自分に近しい性格の役とかもやってみたいです。来年30歳になるので、いろいろ考えることが多くなる年齢だと思うので、人生に向けての期待だったり、不安だったり、考えて生き抜くような役とか興味があります」と意欲を示した。
俳優としては、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で妖艶な花魁・常磐木役に挑戦したことが大きかったという。「『べらぼう』では、撮影前に“どうやって花魁の役作りをすればいいんだろう”と悩んでいたんですけど、いざ撮影が始まったら、かつらや豪華な着物を着ると役がフッと自分に湧き出てくるものがありました。今までになかった経験で、こういうパターンもあるんだなと気付かされましたし、貴重な経験でした」と、撮影時を振り返る。
そして、「友達から連絡をもらったり、両親からも『大河ドラマ出るんだ!』って言ってもらえましたし、ネットにもトレンドにあがっていたのでうれしい限りです」と、反響が大きかったと笑顔で語った。
最後は、「今年もカレンダーを出せるのも応援してくださるファンの皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。これからも皆さんと、ファンクラブなどで交流ができるよう、女優業を頑張っていきますので、今後も引き続きよろしくお願いします」というメッセージを届けて締めくくった。
卓上型カレンダー「椛島光 Calendar 2026.01-2026.12」は現在発売中。
◆取材・文=田中隆信


