しかし、両横綱を脅かすべく頭角を現しているのが肉厚練り物の大関、3位「ちくわ」なのだ。
「魚の練り物なのでタンパク質も豊富。味がしみて歯ごたえもあり、ご飯と一緒に食べるとさらにおいしく感じる」(49歳・宮城)
最近は、通常のちくわより大ぶりで焼き目のついた石巻おでん「ぼたん焼き」などニューウェイブも登場して、虎視眈々と横綱の地位を狙っている。
「紀文・鍋白書データ」の「よく入れる種ものランキング」によれば、ちくわは王者大根を追い落とし、直近では3年連続1位を獲得。その勢いは止まりそうになく、ブーム到来を思わせる。
しかし、西の大関も黙ってはいない。薄口醬油と昆布出汁をベースにしたあっさりとした上品な味わいの関西風おでんの中でも、不動の人気を誇るのが4位「牛すじ」である。
「長時間煮込むことでとろけるような食感になり出汁に深いうまみを加えるところが魅力です」(65歳・大阪)
いずれは両横綱の牙城を崩しかねない「ちくわ」と「牛すじ」の二大関。先に横綱土俵入りを果たすのは果たしてどちらか。
この常連を忘れてはいけない。食べごたえもあり、出汁がしみて根強い人気を誇る5位「厚揚げ」だ。
「低カロリーで良質の大豆タンパク質が取れる厚揚げは、噛んだ時にほのかな甘さが残る味わいがたまりません」(70歳・福岡)
今や北海道から沖縄まで高い支持を集める、まさにベテランの味。ほどよくおなかに溜まり、満足感も得られるのだから、番付を落とす心配もない。まさに盤石の三役といったところか。
ガツンとくる具材ばかりが幅を利かせる中、見落としがちなのが、「女性ウケ三銃士」の健闘ぶりだろう。
見た目もかわいい6位の「もち入り巾着」は、出汁をたっぷり吸いプリッとした食感。ダイエット中も罪悪感なく食べられる7位「こんにゃく」、10位「糸こんにゃく」は、言ってみれば女性に人気のイケメン力士といったところか。
もしもお気に入りの女性とおでん鍋を囲むのなら、気を利かせてさりげなく注文しておけば好感度アップは間違いなし!?

