『サバイバーシリーズ』が現地時間29日、カリフォルニア州サンディエゴで行われ、ドミニク・ミステリオが復帰したリヴ・モーガンの援護射撃を受けてジョン・シナに雪辱を遂げ、IC王座返り咲きを果たした。
12・13ワシントンDC大会『サタデーナイツ・メインイベント』での引退を2週間後に控えるシナは11・10ロウでドミニクを破ってIC王座を戴冠。引退1ヵ月前にグランドスラムを成し遂げた。ドミニクが再戦を要求。この日、地元・サンディエゴでのリマッチを迎えた。
大歓声の中、最後のPLE大会に登場したシナはドミニクのセコンドについたラケル・ロドリゲスの介入もあって劣勢で幕開け。ドミニクにスリーアミーゴスなどで攻め込まれ、反撃に移ろうとしてもドミニクは場外で間を取って回避。シナが追いかけてもラケルとロクサーヌ・ペレスが立ちはだかり、そのスキにドミニクがシナを殴りつけた。
だが、バリケードからのダイブ式ウラカンラナが不完全に終わり、ドモニクは後頭部と左肩を床に痛打してしまう。苦痛に顔をゆがめて倒れ込むと、メディカルチームが駆けつけた。するとラケルとロクサーヌがリングに乱入。ラケルがティファナボム、ロクサーヌがポップロックスを敢行した。
そしてドミニクが何事もなかったようにリングに飛び込み、619をさく裂。フロッグスプラッシュを投下した。が、レフェリーは介入ありのためカウントせず。ラケル&ロクサーヌに退場を命じた。頭を抱えたドモニクにシナはフライングショルダー連発、プロトボムと得意技を重ね、ファイブナックルシャッフルを投下。すかさずアティテュードアジャストメントを仕掛け、ドミニクが阻止してもSTFで捕獲した。
ドミニクも何とかロープに脱出。リングシューズのファスナーを下ろした。気づかないシナが左足を取ったものの、シューズがすっぽ抜けてしまう。かつてエディ・ゲレロがカート・アングルに勝利した時の場面を再現した形。ドミニクは619、フロッグスプラッシュでたたみかけた。ギリギリで返したシナがアティテュードアジャストメントで逆襲しても、ドミニクは2カウントで返してみせた。
ならばとシナはフライングショルダーを連発したが、2発目はドミニクが回避してレフェリーに誤爆してしまう。それでもシナは再びSTFで捕らえたが、そこへフィン・ベイラーとJDマクドナが乱入。二人がかりでシナを暴行し、マクドナがムーンサルトを繰り出したが、シナは両ヒザで迎撃。ベイラーのクーデグラも回避すると、二人まとめて担ぎ上げ、アティテュードアジャストメントで叩きつけた。
破天荒技に場内が沸騰する中、ドミニクはICベルトで殴りかかったが、シナは回避。アティテュードアジャストメントを敢行した。が、レフェリーは不在のまま。そこへ欠場中だったリヴがやってきた。恋人・ドミニクとしばし向き合うと、張り手をお見舞い。まさかの展開に驚くシナにリヴが抱きついた。が、シナがコーディ・ローデスを裏切った時のように、笑顔のリヴが険しい表情に一変。シナの急所を蹴り上げると、ドミニクは619で追い討ち。さらにリヴがベルトでシナの画面を殴打すると、ドミニクがフロッグスプラッシュでダメ押しして3カウントを奪った。
ドミニクが手段を選ばずシナに雪辱。地元サンディエゴでIC王座奪還を果たした。
『サバイバーシリーズ』の模様は日本国内ではABEMA PPVにて生放送された。

