『サバイバーシリーズ』が現地時間29日、カリフォルニア州サンディエゴで行われ、コーディ・ローデス&CMパンク&ローマン・レインズ&ジミー&ジェイ・ウーソと、ブロック・レスナー&ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード&ドリュー・マッキンタイア&ローガン・ポールがウォーゲームズ戦で激突。謎の男が乱入し、パンクにセス・ロリンズばりのカーブストンプを叩き込むと、ブレイカーがスピアーでパンクを仕留め、ザ・ビジョン軍が勝利した。
世界ヘビー級王者・パンクとザ・ビジョンの抗争はこの日のウォーゲームズ戦に発展。パンクが統一WWE王者・コーディ、ウーソズと共闘し、ザ・ビジョンのブレイカー&リードはマッキンタイア、ローガンと結託。さらにレインズがコーディ&パンクら、レスナーがザ・ビジョン軍にそれぞれ付き、豪華メンバーによる5対5マッチが実現した。
ウォーゲームズ戦は金網に囲まれた二つのリングで行われ、1対1でスタート。5分後にアドバンテージ権を獲得したチームの選手が加わり、以降は3分ごとに選手が参戦。全選手が金網内に入った時点でウォーゲームズ戦の開始となる。反則裁定なしで、ピンフォール、ギブアップで決着となる。
試合はパンクとブレイカーの顔合わせで幕開け。5分後、アドバンテージ権を持つザ・ビジョン軍からマッキンタイアが加わると、早くもクレイモアをさく裂。ブレイカーと二人がかりで金網に投げつけ、パンクを流血に追い込んだ。
3分後、コーディが登場。マッキンタイア金網上からのダイビングボディアタックを発射した。ブレイカーにはコーディカッターを決め、パンクにバックエルボーが誤爆し、二人の間に不穏な空気が漂ったものの、マッキンタイアに捕まったコーディをパンクがフライングラリアットで救出。コーディがブレイカーを肩車すると、パンクがダイビングラリアットを放ち、ロード・ウォリアーズが得意とした合体技・ダブルインパクトが成立した。
その後、ローガン、ジミー、リード、ジェイが3分ごとに登場。そしてザ・ビジョン軍最後のメンバーとしてレスナーが現れた。ラリアットでジミーをねじ伏せたレスナーはジェイ、コーディをジャーマンで次々に投げ飛ばす。さらにパンク、コーディにフロントスープレックスを敢行し、二人を金網に激突させると、ジミー、パンク、コーディ、ジェイをF5で次々に叩きつける大暴れでリング上を支配した。
そして最後の10人目としてレインズが登場。レスナーが金網から出て花道で迎え撃とうとしたが、レインズはスーパーマンパンチを3連発して返り討ち。4発目はレスナーがキャッチしてF5で実況席に叩きつけた。レインズを金網や鉄階段に激突させてからリングに連行。ここでウォーゲームズ戦開始を告げるゴングが鳴らされた。
止まらないレスナーはレインズにF5で追い討ち。コーディがカットすると、パンクがGTS、コーディがクロスローズを立て続けにさく裂させたが、今度はローガンがフロッグスプラッシュでカットして3カウントは入らない。ローガンはポール・ヘイマンから受け取ったブラスナックルを装着してコーディ、ジミーを次々に殴りつけたが、レインズがスピアーで黙らせた。
レインズはローガンから奪ったブラスナックルを右手に装着し、リードにスーパーマンパンチをさく裂。マッキンタイアがコーナーからダイブしてもスーパーマンパンチで撃墜した。ブレイカーが立ちはだかってもスピアーで返り討ち。レスナーがジェイにF5の構えを見せると、レインズがスピアーで突っ込んでテーブルに激突させた。
もう一つのリングではマッキンタイアがコーディにローブローをお見舞い。息を吹き返したブレイカーがスピアーでウーソズを次々にねじ伏せる。さらにコーディにもスピアーを発射。パンクへのスピアーは金網に誤爆。すかさずパンクがローガンにGTSをさく裂させた。
ここで黒ずくめの男が金網内に乱入。パンクの顔面にトラースキックを見舞うと、ロリンズばりのカーブストンプを叩き込んだ。ザ・ビジョンから追放されたロリンズが正体と予想される中、謎の男は金網内から去っていった。すかさずブレイカーがパンクにスピアーを叩き込んで3カウントを奪取。ザ・ビジョン軍がウォーゲームズ戦を制した。
試合後、ザ・ビジョン軍は勝ち名乗りを受けて去ると、リング上ではレインズがパンクに右手を差し出してグータッチ。コーディとしばし向き合うと、「チームはこれが最後だ」と告げた。
『サバイバーシリーズ』の模様は日本国内ではABEMA PPVにて生放送された。

