2025年シーズンのF1は、第23戦カタールGP決勝と最終戦アブダビGPを残すのみだが、現在ポイントリーダーのマクラーレンのランド・ノリスはカタールの決勝レースの結果でタイトルを決められる可能性がある。
第22戦終了時点で390ポイントを稼ぎ、チームメイトのオスカー・ピアストリ、そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペンに対して24点という大量リードを引っさげてカタールに乗り込んできたノリス。スプリントではピアストリが優勝(374ポイント)、ノリスが3位(396ポイント)、フェルスタッペン4位(371ポイント)という結果に終わったため、ノリスとピアストリの点差は22点に縮まった一方、ノリスとフェルスタッペンの点差は25点に広がった。
そして予選ではピアストリがポールポジションを獲得。ノリスは2番手、フェルスタッペンは3番手と、王座を争うドライバーがしっかりトップ3に食い込んできた。依然としてノリス優位という状況には変わりはないが、少なくともピアストリかフェルスタッペンのどちらかがノリスの前でフィニッシュすれば、タイトル決定は最終戦まで持ち越される。言わずもがな、予選順位のままでレースが終われば決着は最終戦まで持ち越しだ。
ノリスがカタールでタイトルを決めるには、フェルスタッペンに対して25点以上、ピアストリに対して26点以上の点差をつけなければならない。
フェルスタッペンが仮に25点差で最終戦アブダビを迎えた場合、フェルスタッペン優勝かつノリス無得点で両者は同点に並ぶ。ただそうなった場合、両者の優勝回数は同数となるが2位獲得回数の差でノリスがチャンピオンになる。つまり、既に25点のビハインドを背負っているフェルスタッペンの立場で言えば、カタールでノリスに対して1点でも差を縮めなければ最終戦を前にして王座争いから脱落となる。
一方のピアストリは事情が違う。彼は25点差で最終戦を迎え、ピアストリ優勝かつノリス無得点で同点となった場合、優勝回数の差でチャンピオンになれる。
ノリスとしては、カタールGP決勝でピアストリを交わして勝ってしまえば有無を言わせず自力でタイトルを手にすることができる。一方で2位以下に終わった場合は、ライバルの順位次第。9位以下に落ちてしまうと、そもそもこのレースで王座が決するシナリオは存在しない。その他詳細な戴冠条件は以下の通りだ。
ノリス優勝……ライバルの結果にかかわらず自力でタイトル確定
2位……ピアストリ4位以下、フェルスタッペン3位以下
3位……ピアストリ5位以下、フェルスタッペン4位以下
4位……ピアストリ6位以下、フェルスタッペン5位以下
5位……ピアストリ7位以下、フェルスタッペン6位以下
6位……ピアストリ8位以下、フェルスタッペン7位以下
7位……ピアストリ9位以下、フェルスタッペン8位以下
8位……ピアストリ11位以下、フェルスタッペン9位以下

