F1第23戦のカタール・グランプリは11月29日にスプリントと予選が行なわれた。前者ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上手くアシストし、自身も5位入賞を飾ったレッドブルの角田裕毅だったが、後者では1分20秒761で16番手に沈み、3戦連続で今季7回目となるQ1敗退を喫している。
好パフォーマンスを発揮したスプリントでのセッティングを維持したにもかかわらず、予選ではまたしても失意の結果に終わった角田は、「理解できません。ラップ自体は良かったのに、ただグリップが全くありませんでした。突然リズムを失ってしまい、最後の新品ソフトタイヤでのアタックラップは奇妙でした。理解できません」と困惑を隠せなかった。
レッドブルのローラン・メキース代表は、スプリントまでの角田を「ポジティブだった。彼はチーム加入後で最高のフィニッシュを達成し、スプリント予選からの良い流れを継続した」と称賛し、予選についても「マックスからわずか0.3秒しか離れておらず、このようなサーキットでは恥じるような結果ではないし、別のグランプリであれば、彼にとって非常に良いセッションだっただろう」と擁護している。
『F1.com』は、「角田はスタートの直後にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抜くと、チームメイトにポジションを譲ってランド・ノリス(マクラーレン)を追撃するチャンスを与えた」とスプリントでの角田の貢献ぶりを伝えるとともに、「しかし、日本人ドライバーの強力な週末の流れは続かず、予選では最初のラウンドで敗退してしまった」と付け加えた。
各国専門メディアの報道では、前出の『NEXTGEN-AUTO』も「スプリント予選では力強いパフォーマンスを披露し、ショートレースでも5位入賞を飾った角田だったが、その後に期待は打ち砕かれた。日本人ドライバーはQ1で崩れ落ち、今後に不安を残した」と2つのセッションでの好対照ぶりに注目している。
ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』も同様の見解で、「角田はQ1敗退で深い失望感を露わにした。この結果は、強力なパフォーマンスを発揮した前日のスプリント予選とは全くもって対照的だ。この急激なパフォーマンス低下で、日本人ドライバーにとって完全に不意を突かれる形となった」と報じ、「2026年にレッドブルでシートが確保されるかどうかは、このルサイルでのレース後に結論が下されるとみられる」と去就にも言及した。 英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、「角田にとっては、明暗が分かれた1日となった」として、スプリントは「今季最も強力な走りを見せ、素晴らしいスタートを切り、最終的にフェルスタッペンを4位へ押し上げるのに貢献する形でマシンを上手く配置した」、予選は「クリーンなラップ、ミスなし。しかし単純にペースがなかった。そしてヘルムート・マルコ顧問によれば、『角田はスプリント予選の走りを単純に再現できなかった』と、それぞれ振り返っている。
また同メディアは、「アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が自身の将来について把握していると明かした件で、角田にとっては来季のシート維持のための土壇場の状況だったが、逆転の可能性はQ1ノックアウトの瞬間に消え去った」と、彼の去就にとっても痛恨の結果であったと指摘した。
最後に同国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「今季ここまででおそらく角田にとっては最も明るい週末となっていたはずが、Q1敗退によって大きな打撃を受ける結果に。とはいえ、フェルスタッペンに比べて大きく遅れを取ったわけではない。Q1ではフェルスタッペンより0.289秒遅かったが、これは金曜日のSQ1より0.003秒広がっただけである。にもかかわらず、スプリント予選では5番グリッドを獲得し、今回はQ1で振り落とされた」と、僅差での結果だったと強調している。
そしてこちらも、「角田が言うように『自分の将来については何も決まっていない』とするなら、この非常に有望な週末の前半を土台にする大きなチャンスを逃してしまったように感じられる」と、去就については悲観的な見方を示した。
構成●THE DIGEST編集部
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