
『鬼滅の刃』時透無一郎に扮する「ちゅり」さん(X:@churichurine)、撮影:「よしのん」さん(X:@Yoshinonn811)/写真提供:「ちゅり」さん
【画像】え…っ!「完成度すっご!」 こちらが『鬼滅の刃』時透無一郎の美麗コスプレです(5枚)
思わず見惚れてしまう儚い表情
コスプレイヤーの「ちゅり」さんがX(旧:Twitter)に投稿した『鬼滅の刃』の「時透無一郎」コスプレが話題を集めています。淡い照明に照らされるなか、抜刀する動作は艶やかでどこか儚さを感じさせます。「ハート撃ち抜かれました」「見た瞬間に、口開きっぱになってしまった」など絶賛の声が寄せられたコスプレの制作秘話を本人に聞きました。
――コスプレを始めたきっかけ、これまでのコスプレ歴を教えてください。
きっかけはコロナ禍で「自宅でできる趣味を見つけたい」と思ったことでした。その時に出会ったのがアニメ文化です。『鬼滅の刃』に夢中になり、最初はイラストを描くことに挑戦していましたが、しばらくしてコスプレという文化を知り、『呪術廻戦』の「狗巻棘(いぬまき とげ)」のコスプレに初めて挑戦したのが始まりです。
なので、コスプレ歴は約4年になります。最初の約1年は自宅でコスプレしたり、ロケ地での雰囲気動画の撮影を中心にメイクや画像加工を研究したりしていました。本格的にカメラマンさんと撮影を始めてからは、約3年になります。
――普段はどんなコスプレ活動をしていますか?
普段はTikTokへの動画投稿や、月に1~2回のカメラマンさんとのコスプレ撮影を行っています。たまにコスプレイベントに参加して相互フォロワーさんと交流したり、ライブ配信を通じてフォロワーさんとお話ししたりもしています。
最近はアニメだけでなく、ゲームのコスプレにも挑戦しています。私は「形から入るタイプ」なので、ゲーミングルームも自作しました。環境を整えることで撮りたい構図のイメージが湧きやすくなり、併せ(他のコスプレイヤーさんとの合同撮影)やカメラマンさんと共有する時間が、今の撮影の大きな楽しみになっています。
――今回、「時透無一郎」のコスプレをしたきっかけはなんだったのでしょうか?
等身がほぼ同じだったことに加え、「撮影で表現したいイメージが一番湧き、ワクワクしたから」です。まだ無一郎が心を開く前の、儚さの中にある強さをテーマに撮影を行いました。同行してくださったカメラマンさんのライティング技術や、コスプレ併せをしたコスプレイヤーさんのウィッグをなびかせる「ひらみ」の技術が素晴らしく、とても満足のいく撮影ができました。
――実際にコスプレするにあたって工夫した点、大変だった点を教えてください。
原作とアニメそれぞれ360度の画像を集め、特徴を比較しながら、どの部分をどちらの描写に合わせて立体的に再現するかを考えたうえでウィッグなどを調整しました。
苦労した点は、ウィッグの「ひらみ」やスモークの見え方が写真ごとに異なり、ベストなものを選んで合成する作業が大変だったことです。
カメラマンさんや同行したコスプレイヤーさんの協力があってこそ生まれた躍動感であり、皆さんと一緒に作り上げた1枚だと思っています。
――撮影で印象に残っている記憶はありますか?
ロングウィッグのキャラクターをあまり撮影したことがなかったので、実際に撮影してみるとウィッグが絡まり、「ひらみ」に影響してしまうことがありました。そのため、頻繁にタングルティーザーのヘアブラシでとかしていたことですかね(笑)。ロングウィッグをきれいに管理しながら撮影されているコスプレイヤーさんは、本当にすごいなと改めて思いました。
