『WORLD TAG LEAGUE 2025』秋田テルサ(2025年11月30日)
Bブロック公式戦 ○大岩陵平&海野翔太vsランス・アーチャー&アレックス・ゼイン×
海野&上村がアーチャー&ゼインに逆転勝利を収め、2勝目をつかみ取った。
IWGPタッグ再挑戦を誓って“優勝タッグ"を自称する海野&上村だが、ここまで1勝2敗と黒星先行。これ以上の負けが致命的となりかねない状況で迎えた折り返しの4戦目で2勝1敗のアーチャー&ゼインと激突した。
開始早々、海野がアーチャーのラリアットで吹き飛ばされ、上村はゼインのコルバタで投げ飛ばされたアーチャーのキャノンボールを食らってしまう。さらにアーチャーに滞空式ブレーンバスターで叩きつけられ、アーチャーがボディスラムでゼインを投げる人間爆弾攻撃も被弾した。
劣勢が続いた上村だったが、ゼインにジャンピングエルボーを見舞って突破口。タッチを受けた海野がアーチャーをコーナーに追い込んでエルボーと逆水平を交互に連発。串刺し攻撃を狙って突っ込んだが、アーチャーが右足で迎え撃ってストンプ攻撃をお見舞い。続くブラックアウトは海野が阻止してスイングDDTで突き刺した。
上村もゼインにアームホイップを連発し、ドロップキック、逆水平で続いたが、ダイビングボディアタックが不発に終わり、ゼインにキリモミ式ボディプレス、ローリングギロチンドロップと反撃を許してしまう。飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とされると、アーチャー&ゼインの合体技ブラックアウトソースを決められてピンチを迎えた。
海野のカットが間に合ったが、アーチャーのスパインバスターで蹴散らされてしまう。すかさずゼインがTACOドライバーを仕掛けたが、上村はサムソンクラッチで切り返し、チキンウイングアームロックで捕らえた。ゼインがロープに手を伸ばしてもローリングして中央に戻して絞め上げる。アーチャーのカットが間に合っても、海野がラリアットで場外に撃退。孤立したゼインに海野のラリアット、上村のドラゴンスープレックスの連続攻撃が決まると、間髪入れず上村がカンヌキスープレックスホールドでダメ押しして3カウントを奪った。
大苦戦の末の逆転劇。海野&上村が2勝目を挙げて後半戦へと折り返すことになった。公式戦は残り3試合。次戦は12・3静岡大会のフィンレー&ヒロム戦となる。

