2025年FIA F2ラウンド13のフィーチャーレース(レース2)がカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた。優勝したのはヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)で、2位となったレオナルド・フォルナローリ(インヴィクタ)がシリーズチャンピオンに輝いた。
今季のF2もいよいよ終盤戦。ランキング首位につけるフォルナローリはスプリントレースで6位に入り、フィーチャーレースではポールポジションからのスタート。タイトル争いのライバルであるジャック・クロフォード(DAMS)、リチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)、ルーク・ブラウニング(ハイテックTGR)が揃って中団〜下位のグリッドとなったことから、このレースの結果次第ではアブダビのヤス・マリーナでの最終ラウンドを前にフォルナローリの戴冠が決まる可能性もある状況だった。
スタートでは2番グリッドのマルタンスが良い蹴り出しを見せてトップに。フォルナローリ、ロマン・スタネック(インヴィクタ)と続いたが、5周目にはアレックス・ダン(ローディン)がスタネックを抜き3番手に浮上した。
計32周でタイヤ交換義務があるフィーチャーレースは、早くから動きを見せた。6周でフォルナローリ、ダンら上位陣がピットインすると、トップのマルタンスもそれに反応するような形でピットストップを行ない、事実上の首位をキープした。
そんな中、中団を走っていた宮田莉朋(ARTグランプリ)がトラブルによりストップ。今週末ノーポイントでカタールを後にする事になった。
またレースが折り返しを迎えようという頃、オリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)がストップしたことで短時間ではあるがセーフティカー(SC)が出動。これがレース展開に大きな影響を与えた。
この時点でステイアウトしていたドライバーの中で、17番グリッドスタートのアービッド・リンドブラッド(カンポス)は、SCラン中にタイヤ交換を行なうことで表彰台争いの集団に入り込むことができたが、オプションタイヤで残り長い周回数を耐え抜く必要があった。一方でディノ・ベガノビッチ、ブラウニングのハイテック勢はステイアウトし、ここから再び後続にギャップを築き直す戦略を採った。
残り5周でベガノビッチ、その後ブラウニングがピットに入ると、マルタンスがついに首位復帰。2番手はフォルナローリで、3番手は5秒のタイムペナルティを受けることが決まっているダン、4番手はリンドブラッドとなった。
マルタンスはそのまま逃げ切りトップチェッカー。今季初勝利を挙げた。そして2位でチェッカーを受けたフォルナローリが、2025年のF2チャンピオンに輝いた。彼にとっては、昨年のF3タイトルに続いて2年連続の戴冠だ。3位はダンだった。

