『BE AMBITIOUS〜秋闘乱舞〜』(2025年11月30日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○KANON&MAOvs佐々木大輔&岡谷英樹×
“ストレンジ・ラブ・コネクション"(S.L.C.)MAO&KANONが遺恨深き“DAMNATION T.A"佐々木&岡谷を下し、KO-Dタッグ初防衛に成功。12・21後楽園大会で“F-SWAG"政岡純&ガイア・ホックスの挑戦を受けることが決まった。
さかのぼること9ヵ月前の2・23後楽園大会で負傷欠場中の岡谷がKANONを襲撃してDAMNATION T.Aに電撃加入。佐々木らはKANONを追放した。4・6後楽園大会で復帰した岡谷は佐々木と組み、ハンディキャップマッチでKANONに勝利。孤立したKANONをMAOが救出して合体し、後にS.L.C.としてMC&マネジャーのラッパー・KIMIHIROが合流した。
11・22横浜大会での公開調印式で岡谷は「お前はどこに行こうが、一生いらねぇ子なんだよ」とKANONに向かって暴言。佐々木は「KANON、てめえが裏切ったせいで人生メチャクチャだ。お前からタッグベルト奪って地獄に落として、お前の人生メチャクチャにしてやる。そしたら、英樹さんを説得して、お前をDAMNATIONに入れてやる」と陽動作戦を仕掛けていた。
同大会におけるKANONと岡谷のシングル対決による前哨戦ではDAMNATION T.Aが総出でKANONを暴行していたが、この日は入場時のS.L.C.を急襲。佐々木&岡谷は場外戦でKANONをじゅうりんし、セコンドのデムース、MJポーも介入。MAOがキック連打で応戦しても、ロープに走ったKANONを佐々木が場外からイスで殴打した。
岡谷は竹刀を手にしたが、投げ捨てるとKANONとエルボー合戦の真っ向勝負を展開。投げ捨てジャーマン、クレイモアの猛攻に出ると、初公開のスワンダイブ式逆打ちもさく裂させた。さらに佐々木がミスティカ式クロスフェースロックでMAOを攻め込み、岡谷も串刺し式クレイモアを叩き込んだが、垂直落下式ブレーンバスターは決められず。KANONがスリーピーホロウで逆襲すると、最後はラリアット、変型LONELY DEZIRESとたたみかけて岡谷から3カウントを奪った。
MAO&KANONが佐々木&岡谷を返り討ちにし、KO-Dタッグ初防衛に成功。試合後、KANONは「一つだけ言わせてください。今なら自信があります。俺はいらない子じゃない。俺には仲間がいて、応援してくれるみんながいるから」と言い切り、「DAMNATIONに勝って終わりじゃねぇ。俺はまだこのベルトでもっといい景色が見たい。1回防衛しただけだよ」とこれからも続く防衛ロードを見据えた。
さっそく次なる挑戦者が現れた。この日の第2試合で政岡&ホックスのF-SWAGが前タッグ王者組・飯野雄貴&納谷幸男、デムース&イルシオンとの3WAYタッグ戦に勝利。試合後、政岡が「今日もタイトルマッチあるんやろ? 勝ったほうに俺らを挑戦させろ。俺ら忙しいからよ。でも12月21日、後楽園だけは日程空けとくから。タッグタイトル決めとけ!」と舞台を指定して挑戦表明していた。
これをKIMIHIROから伝え聞いたMAOは「やるに決まってるでしょ。外からわざわざ来てくれるってこんなありがたいことはない」と受諾。「俺はKANONを振り回すことでしか育てる方法を知らない。俺はKANONと一緒に強くなって、未知なる相手とどんどんやっていきたい」と宣言した。
これを受けて、12・21後楽園大会で政岡&ホックスが挑戦するMAO&KANONのV2戦が決まった。F-SWAGは名タッグとして暴れ回り、NOAHのGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦した経験もある。政岡はNOAHでTEAM 2000Xに加入したばかりで勢いに乗っており、S.L.C.にとっては侮れないチームとなるのは間違いない。
☆12/21(日)東京・後楽園ホール『RING FINALE 2025〜全員主役のカーテンコール〜』10:30開場、11:30開始
▼KO-Dタッグ選手権試合
[挑戦者]
ガイア・ホックス
政岡純
vs
KANON
MAO
with KIMIHIRO
[第88代王者]
※MAO&KANON2度目の防衛戦
【試合後の佐々木&岡谷】
▼佐々木「岡谷、負けてねぇ。ミスジャッジだ。あんなヤツに負けるわけねぇ」
▼岡谷「すみません。竹刀捨てちゃって。あんなん使わなくてもいけると思って」
▼佐々木「これで終わりじゃねぇ。このタッグベルトをなんとしても手に入れて、あいつらをぶちのめして、破壊して解散させてやる! DDTも壊滅させて、解散させてやる」

