F1カタールGPの決勝レースで4位に終わったマクラーレンのランド・ノリス。彼はレース序盤の戦略判断のミスを悔やんでいる。
2番グリッドから決勝レースに臨んだノリス。タイトル争いでライバルに先んじたいところだったが、序盤7周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)がターン1で接触したことでセーフティカーが出動した際の選択が、ノリス、そしてチームメイトのオスカー・ピアストリの結果を大きく左右した。
この時、大半のドライバーがピットインし、タイヤを交換した。しかしマクラーレンの2台はここでステイアウトすることを選んだのだ。
しかしこの判断が裏目に出た。レース終盤に2度目のピットストップを消化した時には、ライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に先行を許してしまった。
ノリスは最後、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がミスしたことで、なんとか4位に繰り上がったが、タイトル争いでは大打撃。12ポイント差までリードを削られ、最終戦に向けて全く油断のならない状況へと追い込まれてしまった。
「僕らには多くの選択肢があった。でも、それは選ばなかったんだ。それに僕らは正しい選択をしたと考えていた」
レース後、ノリスは戦略についてそう語った。
「でも、そうじゃなかったんだ……まだ長いレースが残っていたから、集中してベストを尽くす必要があった」
ノリスは7周目にピットインすべきだったか? という質問に対しては、たとえダブルピットストップで時間を無駄にしたとしても、ピットインすべきだったと答えた。
「たぶんそうだったね。ふたりともすべきだったんだ」
「ダブルピットストップでタイムロスしていた可能性はあっただろうけど、ポジションは失わなかったと思う」
「でもそうだね、そこはチームと話し合って検証すべき点だろう。チームが正しい判断を下していると信じることも必要だし、僕はそうすべきでもあったんだ」
チームから詳細な説明を受けたのかともノリスは尋ねられたが、この時は「今はマシンから降りたばかりだから、まだだ」と語っていた。
最終戦アブダビGPに向けて、ノリスはランキング2番手のフェルスタッペンと12ポイント差、3番手ピアストリと16ポイント差だ。
気の抜けない状況となっているが、ノリスはカタールGPの結果を受け入れて、前を向こうとしている。
「これまでの週末と変わらない。僕はライバルを倒そうとするし、相手も僕のことを倒そうとしている。変わりはないよ。今はベッドに入りたいね」
「どうすることもできないんだ。明らかに最高の1日じゃなかったし、最高の週末でもなかった。だけど、これまでの結果を見れば、僕はこのポジションを自力で築いてきた。だから満足している」
「最高の1日じゃなかったし、ドライビングやまとめ方という面でも最高ではなかった。それでも、これが人生なんだ。誰にだって悪い週末はあるものだ。僕はこれを受け入れるし、皆も受け入れてくれるだろう。その上で、次のレースで何ができるか様子を見てみよう」
なおノリスはレース終盤にアントネッリがミスを犯したことで4位となれたため「ありがとうキミ」と締めくくっていた。

