Q. 白髪染めは真っ黒に染めれば若く見える?
A. 黒色にもいろいろ。より明るいほうが若く見える
美しい黒髪、憧れますよね。でも黒髪もただ黒ければよい、というわけではなく、「自然」な黒髪であることが前提です。あまりに「漆黒」では不自然ですし、その方の肌の質感とアンバランスになってしまったり、今のファッションにも似合わせにくくなったりするので、あまりおすすめできません。
また、カラーチェンジしたいと思ったときに暗い色から明るい色へと上げていくのは、ヘアダメージリスクがとても高いことも知っておいてください。最近は明るい髪色になるホームカラーもたくさん出ていますから、黒髪にしばられず多くの選択肢から選んでみてはいかがでしょうか?
色選びは、ヘアカラーメーカーのサイトなどにあるカラーシュミレーションを活用するのも便利ですよ。
Q. 白髪が増えてきたらブリーチするのってあり?
A. オトナ世代のオシャレなブリーチが増えている!
ブリーチとは、髪の毛にブリーチ剤を塗布してメラニン色素を分解・除去し、髪を明るく脱色するプロセスです。
大人女性のブリーチヘアは、トレンドを超え、今や選択肢のひとつとなっています。白髪染めは通常、元の黒っぽい髪色になじませるため、暗く染めることが前提です。それは黒髪の割合が白髪より多いから。でも白髪の割合が半分を超えてきたら、白に寄せていったほうが効率がよいのです。
もともとの黒髪をブリーチ剤で脱色してあえて「疑似白髪」をつくり、その上に明るい色をのせることで、髪色を金髪などの好きな色にすることができます。根元が伸びてきても、すでに白髪の量が多いので、明るくブリーチした髪ともなじみ、気にならなくなるという利点も。
最近はポイントカラーやグラデーションを入れたり、生え際だけブリーチしたりと、白髪を逆に生かすようなヘアスタイルもたくさん出てきています。気になったら美容師さんと相談しながら、いろいろチャレンジしてみては。
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いま、白髪ケアの選択肢は増えてきています。時間や手間をかけなくてもできる自分に合った方法を取り入れて、自分らしい髪をキープしましょう。
取材と文=山本美和

