エネルギー効率が高くコンパクトな「eアクスル」を採用
電動パワートレーンには、モーター/インバーター/トランスアクスルをひとつにまとめた「eアクスル」を採用し、構成部電動品の一体化によりエネルギー効率の向上とコンパクトな設計としたほか、バッテリー寿命が長いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載。
ドライブモードは「ノーマル」「エコ」「スポーツ」の3種類で、アクセルペダルの操作のみで加減速をコントロールできる「イージードライブペダル」機能も採用される。日本仕様は1モーターのFWDと2モーターの4WDが設定される。
前後に2基のモーターを備えた電動4WDの「オールグリップe(ALLGRIP-e)」仕様には、路面状況に合わせて使い分けできる「オートモード」「トレイルモード」も備わり、路面状況に応じて各制御を最適化し、優れた操縦安定性と悪路走破性を実現する。
プラットフォームはバッテリーEV専用に新しく開発された「ハーテクトe(HARTECT-e)」で、広い室内スペースとバッテリー容量の最大化を実現するとともに、軽量化、高電圧保護を実現した。

車両価格も大きな注目ポイントのひとつで、ライバルのバッテリーEVに大きな影響を与えることになりそうだ。なお「eビターラ」は令和6年度「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象となっており、補助交付金額は全グレード共通で87万円となる。
「スズキ eビターラ」ラインナップ
(車両価格は税込み)
※グレード:駆動方式/総電力量/一充電走行距離(WLTCモード):価格
- X:FWD/49kWh/433km:¥3,993,000
- Z:FWD/61kWh/520km:¥4,488,000
- Z 4WD:4WD/61kWh/472km:¥4,928,000
