
BS12 トゥエルビ(BS222ch※全国無料)では「忠臣蔵特集」として、忠臣蔵題材の映画、「假名手本忠臣蔵」「義士始末記」「赤穂浪士」「赤穂城断絶」の4作を12月2日(火)より4週連続で放送する。
■「假名手本忠臣蔵」
12月2日(火)夜6:00~
歌舞伎の「假名手本忠臣蔵」をもとに映画化した作品。昭和32年公開の「大忠臣蔵」を編集し、前編「假名手本忠臣蔵」と改題し、公開された。
[あらすじ]元禄十四年三月十四日。江戸城松の廊下で浅野内匠頭は吉良上野介の恥辱に堪えかねて刃傷に及んだが、加古川本蔵に止められ果たさなかった。幕府は内匠頭に切腹を命じ吉良に何の咎めもない処置をした。浅野家では家老大石内蔵助を中心に団結、吉良に対して固い復讐の誓いを立てる。
■「義士始末記」
12月9日(火)夜6:00〜
昭和32年の「大忠臣蔵」を編集し、「蔵假名手本忠臣蔵」と改題し、これを前編とし、「義士始末記」を後編として公開した作品。
[あらすじ]元禄十五年十二月、四十七士が本懐を遂げると、世はあげて賞讃の声を惜しまなかった。時の幕府は将軍綱吉を中心として、義士の処遇について苦慮した。儒学者・荻生徂徠は、世論が賞讃と同情を盛り上げ、助命の処置へ向って沸騰していくのを承知の上で、あえて義士に対する処置は「切腹」であるべきことを主張した。

■「赤穂浪士」
12月16日(火)夜7:00〜
赤穂義士と謳っていた四十七士を“赤穂浪士”と名づけ、反権力のレジスタンスとして描いた大佛次郎の原作を映画化。東映時代劇黄金期のオールスターを結集した東映創立10周年記念大作。
[あらすじ]花の雲、鐘は上野か、浅草か、俳聖芭蕉が謳い上げた元禄の春は、江戸開府以来すでに百年、五代将軍綱吉の治下、世を上げて泰平の夢に酔いしれていた。
諸民のいましめとして、江戸市内各所に立てられた高札の中、第七条「賄賂は、厳禁のこと」の項が、墨黒々と消された事件が相次いで起り、町奉行松前伊豆守を激怒させた。
高札、禁令も何処吹く風と、賄賂政治に狂奔する腐敗役人と、悪徳商人へ一矢報いた、高札汚しの犯人と見られるニヒルな浪人堀田隼人は、目明し金助に追われ柳湯で逃げ場を失うが、腰巾着の佐吉の機転と、堀部安兵衛の好意で急場を脱する。

■「赤穂城断絶」
12月23日(火)夜7:00〜
従来の美談調とは趣を変え、赤穂浪士四十七人が赤穂城断絶から吉良邸討ち入りを果たすまでの約2年間を実録調に描いたダイナミックな巨篇・忠臣蔵。
[あらすじ]元禄十四年三月十四日早駕篭が“浅野内匠頭長矩は、吉良上野介に対し、場所もわきまえず、刃傷に及び不届につき、即刻切腹なり”の報を持って赤穂に向かった。三月十九日、赤穂に入ったお家断絶、ご領地お召し上げの報に、即刻城中で大評定が行われ、篭城、殉死、仇討、解散と話は続いた。そして大石内蔵助は、お家最後の評定に集まった家臣の者から覚悟の上の誓紙血判を集め、時節到来まで隠忍自重することを約し、ひとまず開城の旨を発表する。


