●娘が生まれて初めての年末帰省ドライブ
娘が生まれてから、初めてとなる年末の帰省。荷物も多く、チャイルドシートで長時間座る娘のことを考えると少しドキドキ。泣き始めたり、ぐずったりすると運転中も気が抜けません。そんなとき、「車内をただ移動する空間」ではなく「快適に過ごせる移動空間」にできたらと思ったのが、この「車内エンタメ化計画」のスタートです。
我が家の車はヴェルファイア。ゆったりとした室内、後席にもモニターが付いた仕様。さらにその車内をもっとアップデートしたいと思っていました。特に「ぐずり対策」や「退屈しのぎ」にエンタメ要素を取り入れるべきだと強く感じたのです。
ヴェルファイアには、メインモニターに加え、後部座席用のディスプレイが付いています。さらに、純正リアエンターテインメントシステムにはHDMI入力がある仕様で、「ただテレビが映る」だけじゃ物足りないと思っていました。
子どもがまだ赤ちゃんのうちは、音楽やベビー向け動画で機嫌をとり、成長したらアニメや映画も楽しませたい。そう思うと、単に放送テレビを見るだけでなく、YouTubeやAmazon Prime Video、Netflixなどコンテンツを流せる環境が理想的でした。
ただ、スマートフォン(スマホ)のミラーリングの機能を活用するという手段もありますが、通知が出たり、充電が減ったり、接続が切れたりと“イマイチ”な点も。そこで「HDMI接続+車内Wi-Fi」という環境を整えようと決めたのです。実は、我が家はトヨタ車オプションの車内Wi-Fiを契約済み。スマホのテザリングに頼らず、安定通信が確保できるので、ストリーミング環境に不安な点はありません。
この環境を前提に、「Fire TV Stick」または「OTTOCAST」でどちらが車内エンタメに適しているか、比較してみました。
●実際に選んだのは「Fire TV Stick」
車内でも動画配信サービスを楽しめるようにする代表的なデバイスが「Fire Stick」と「OTTOCAST」。どちらもストリーミング再生を可能にする機器ですが、仕組みや操作性、価格帯にはそれぞれ違いがあります。
最終的に我が家では、Fire TV Stick 4K Maxを導入しました。選んだ理由は下記の通りです。
・OTTOCASTは“自由度”は高かったものの、「設定が複雑で使い始めが不安」というのが正直な印象。特に「車内で子どもがぐずった時に、すぐ使えるか?」という観点で迷いがありました。
・一方、Fire TV Stickは自宅でも使っていて操作に慣れており、「HDMIに挿して車内Wi-Fiにつなげるだけ」「Amazonアカウントでログイン済み」という安心感。
・車内Wi-Fi契約済み+リア出力用HDMI入力ありという環境に、まさにぴったり。数分でセットアップが完了しました。
・渋滞中でも休憩中でも、後部座席が“ミニ・シアター”に変身。娘が音楽または動画に集中している間に、親は落ち着いて運転や会話ができるという安心感。
・旅行先や帰省先で、ホテルに持ち込んで使うことも想定。Fire TV Stickならそのまま使い回せるポータビリティが便利。
・総合的に「Fire TV Stickが最適解だ」という結論に至りました。

