
『百獣戦隊ガオレンジャー』は、複数の巨大ロボが登場し、それらを構成するロボも20体をこえた。画像は新たな造形とリーズナブルな価格帯で2025年に発売された「DXROBO UNIVERSE ガオキング」(バンダイ)
【画像】えっ高い? 安い? これが「スーパー戦隊」と「仮面ライダー」セット玩具の比較です(6枚)
クリスマス後、あっという間の「新番組」が悩みの種に?
マグミクスは先日、「明暗が分かれた「スーパー戦隊」と「ライダー」の玩具戦略 新番組でも「購買意欲」は大きな課題?」という記事を配信しました。「スーパー戦隊」と「仮面ライダー」の玩具戦略の違いを解説した記事内容に120件を超えるコメントが集まり、「スーパー戦隊シリーズ」の玩具商戦における課題と、後番組として決定した『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』への期待について、読者からさまざまな意見があがっています。
記事では、両シリーズとも「スターター」と「ブースター」という商品展開の概念は共通しているものの、戦隊は高価格帯の「巨大ロボ」が中心、ライダーはカードやメダルといった低価格商品で拡張する点に大きな違いがあると分析しています。
読者からは、「クリスマスと新番組の時期」が指摘されています。「クリスマスが終わったらあっという間に新番組、ただでさえ高いのにそら売れんわ」という意見に共感が集まっていました。
「昔、ハローマックの店員でした」という投稿者は、「戦隊ものはクリスマスで巨大ロボをもらっても2か月半ほどで新番組が始まってしまうため、『買ってもすぐに飽きられる』傾向から、売れ難い商品となっていました。お正月に売れ残ると、割引しても売れなかった」と、自身の体験を語っています。
他の読者からも「戦隊はクリスマス後にすぐ終わるという認識が世代を超えて染み込んでしまい、ライダーと大きな差を生んだ」という意見が出されました。
「大切に遊んでくれた息子」に感謝の思いも
また、戦隊ロボが次々と追加され、買いづらくなっていくという体験談も寄せられました。あるコメントでは「(『百獣戦隊ガオレンジャー』の)ガオキングの時は、(巨大ロボだけでも)ガオキング、マッスル、イカロス、ハンター、ゴッド、ナイトがあって、冷静に数えたら20体超えてた」という指摘があり、「アレをコンプリートするのは親の財布には優しくないわな」という声に多くの共感が集まりました。
複数の巨大ロボを展開した場合、それを構成するロボットの点数も多くなる傾向のようです。ある読者は「『侍戦隊シンケンジャー』の『DXシンケンオー』を息子に買ってあげたが、番組内で次々出現する新たな《折神》たちを欲しいとは言わずに、ずっと5体の《折神》を大事に扱い遊んでくれていたのでホント親孝行な子だと感謝した」と語っています。

東映から発表された『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』 ティザービジュアル (C)テレビ朝日・東映AG・東映
