歌手の浜崎あゆみさんが11月30日にInstagramを更新。開催直前に中止となった上海公演を“無観客”にて実施したと伝えています。
政治的背景で公演中止に追い込まれるも……
台湾を巡る政治的緊張を反映して、中国では現在、アーティストの公演など日本関連イベントが次々中止に追い込まれており、中でもアニメ「ONE PIECE」主題歌で知られる歌手の大槻マキさんが上海公演中に“強制退場”となった“事件動画”はSNS上で大きく拡散されました。
浜崎さんも11月27日には上海に到着し準備を進めていましたが、公演前日となる28日にInstagramのストーリーズを更新。日中両国のクルー200人を動員して5日かけてステージセットを組んだものの、この日の午前中に中止要請を受けたといい、両国のスタッフはじめ共演者に「本番を演らせてあげられなかったことが申し訳なく」「このステージをただ解体しなければならない事が今はまだ信じられず、言葉になりません」と非常な落胆をあらわにしていました。
「自分に出来ることは微塵もないのかと考え続けています」とストーリーズに悲痛な思いをつづっていた浜崎さん。
その言葉通り公演当日の29日には、複数のSNSアカウントが無人のステージに立つ浜崎さんの姿とともに、“無観客ライブ”が行われたと報告しており、「本物の一流アーティストだと思います」「さすが、歌姫」「ayuの生き様と受け止めます」「映像化したら歴史に残る伝説のライブになるな」などネット上で大反響を引き起こしていました。
“無観客ライブ”に立ち会った人は「後世に語り継がれる」
浜崎さんは“公演翌日”の30日にInstagramを更新し、広大な観客席が無人と化した大舞台できらびやかな演出に包まれ、ダンサーら共演者と普段通り熱量の高いパフォーマンスを披露した写真を大量公開。
「14000の空席ですが、世界中のTAの愛をとても感じ、私にとって最も忘れられないショーの一つとなりました」と心中の思いを明かし、今回のステージを共に作り上げた200人に「賞賛します」「心の底から...」と感謝の気持ちをつづっていました。
また、浜崎さんのツアーに帯同していた美容サロン「BONITO&ema」の高野友希さんもストーリーズを更新。
“幻のステージ”を目の当たりにした感想を「とてつも無い一体感」「本当に夢を見ているような迫力あるライブ」と評し、「誰も居ない客席に向かってayuは何度も上海と叫んでいたの」「360度全てを見渡し、いつものayuの笑顔でね」など、どんな環境でも妥協しない浜崎さんのプロ意識を称賛し、「伝説のライブ」「きっと後世に語り継がれるだろう」と確信を込めてつづりました。
