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『ばけばけ』トキの顔ファンで「ストーカー」してる小谷 モデル人物は「小泉八雲の愛弟子」「重要なスピーチした」らしいが?

『ばけばけ』トキの顔ファンで「ストーカー」してる小谷 モデル人物は「小泉八雲の愛弟子」「重要なスピーチした」らしいが?


『ばけばけ』主人公のトキを演じる高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真

【画像】え…っ「顔が好き」と言われるのも納得? コチラが「松江藩随一の美女」と言われた人物の娘で弟もイケメンだった、『ばけばけ』モデルの「小泉セツ」さんです

失恋は確定している小谷

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。

 第10週46話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の未来の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」の教え子である、松江中学の生徒「小谷春夫(演:下川恭平)」が、トキに片想いをしていることが明らかになりました。

 トキの「顔」が好きだという小谷は、松野家のなかを覗き込んでいる場面もあり、一部では「ストーカーじゃん」「怖いんだけど」と、彼を気持ち悪がる意見も出ています。トキがいずれヘブンと恋仲になって結婚することは確定していますが、小谷がそのことにちゃんと折り合いを付けられるのか、今から気になるところです。

 シネマトゥデイに掲載された制作統括の橋爪國臣さんのインタビューによると、小谷にはラフカディオ・ハーンさんの教え子だった、大谷正信さん(1875年~1933年)というモデルがいます。非常に優秀な生徒だったという大谷さんは、松江中学でハーンさんに愛弟子としてかわいがられたそうで、さらに1896年に東京帝国大学英文学科に進学して、そこで同大学の講師になったハーンさんと再会しました。

 橋爪さんのインタビューによると、東京時代に大谷さんがセツさんと話して「いい雰囲気」になっているように見えて、ハーンさんが嫉妬したというエピソードをもとに、トキに恋心を抱く小谷というキャラが生まれたそうです。

 大谷さんは金沢の第四高等学校や、広島高等学校の教授となり、『小泉八雲全集』の翻訳も行っています。また、高等学校時代に俳句に興味を持った大谷さんは、帝大時代に正岡子規さんと出会って、本格的に俳句の道に進んでおり、「大谷繞石(ぎょうせき)」という俳名も持っていました。

 のちに多彩な活躍を見せた大谷さんは、1891年11月にハーンさんが熊本の高等学校に転任する際、松江中学の生徒代表として謝辞を述べた人物でもあります。この時点で、ハーンさんはトキのモデルの小泉セツさんと夫婦になっていました。

 トキに惚れている小谷は、物語後半まで登場しそうな重要人物だと思われます。ヘブンの妻となったトキが熊本に引っ越す際、小谷がどのようなスピーチをするのか、気になるところです。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

配信元: マグミクス

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