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高橋尚成氏、有原航平のジャイアンツ入り熱望 契約制度に「ルール整備が必要」と持論も

高橋尚成氏、有原航平のジャイアンツ入り熱望 契約制度に「ルール整備が必要」と持論も

読売ジャイアンツ・読売巨人軍Photo:sirabee編集部

元読売ジャイアンツの高橋尚成氏が12月1日、自身のYouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』に出演。福岡ソフトバンクホークスを自由契約になった有原航平の去就を分析した。

【今回の動画】高橋氏が有原の去就を語る

■有原が自由契約に

ソフトバンクを自由契約となった有原について高橋氏は「どうしたんですかね。扱われ方は間違いなくエース格でいたわけですから、ソフトバンクだって出したくないでしょうし、本人だって出たくないと思うんだけどな」と首をひねる。

一方で「海外でもう1回チャレンジしてみたい。あのままでは終わりたくないという、野球人としての気持ちが、僕はあるのかな思っている」と語った。

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■巨人入りもある?

有原の去就についてスタッフは「海外思考が強いと出ていますけど、同時に巨人も狙ってるっていうようです」と指摘した。

これに高橋氏は「そういうことね。じゃあジャイアンツにぜひどうですか?」と巨人入りを熱望する。

その後、スタッフから「このような形で簡単に移籍が成立してしまうと、ポスティングやFAの立ち位置や存在意義はどうなってしまうのかという問題がある」と指摘し、高橋氏が独自の見解を述べた。

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■制度に問題あり?

スタッフはさらに「尚成さんが現役時代、こういう形での退団や自由契約はありましたか?」と質問する。

すると「ここまで簡単に『はい、じゃあ出ます』と言える状況ではなかったと思います。僕らの時代はFAを取ってから移籍する形に、罪悪感があった。今は、FAで出ていくことに対する罪悪感が薄れている」と解説。

続けて「選手にとっては良いことだと思いますが、今までとは少し違う制度を作らないといけないのではないかと思いますね」と提言していた。

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■「有原式FA」と揶揄され物議

有原は2020年に当時所属していた北海道日本ハムファイターズからポスティングシステムを利用し、テキサス・レンジャースに移籍した。

ところが怪我の影響もあり、2年間で3勝にとどまる。2023年に日本ハムのライバルであるソフトバンクに入団し、ファンから「有原式FA」などと揶揄された。

その後日本では2年連続最多勝を含む3年連続二桁勝利を達成。一連の報道によるとソフトバンクとの契約時に「3年後にFA」という条項があったようで、今回の自由契約となったようだ。

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■物議を醸す可能性も

現在のところ本人の意向は不明だが、投手力を強化したい巨人と再契約を目指すソフトバンクが札束攻勢で交渉に臨む模様だが、有原自身は海外志向が強いといわれている。

MLBは2026年12月1日に選手会とオーナーの間で結ばれている労使協定が終了する。その後の協議が難航した場合、ロックアウトとなり、最悪の場合2027年のシーズンが全休となる可能性も。MLB志向を持つ日本人選手は、なるべく今オフに移籍をしておきたいという思惑がある。

33歳の有原にとってはMLB入団は「最後のチャンス」だけに、有力な移籍先にも思える。高橋氏が望む「巨人入り」となると、また物議を醸してしまうかもしれない。

【今回の動画】高橋氏が有原の去就を語る■執筆者プロフィール

佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治
配信元: Sirabee

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