『WORLD TAG LEAGUE 2025』アイメッセ山梨(2025年12月2日)
Aブロック公式戦 ○鷹木信悟&ドリラ・モロニーvsタイチ&小島聡×
鷹木が地元・山梨でWORLD TAG LEAGUE公式戦3勝目。1・4東京ドーム大会でのIWGPタッグ挑戦を見据えて「テッペン目指して、熱く熱く熱く盛り上がっていくぞ!」とタッグリーグ制覇を誓った。
鷹木はモロニーとの無所属&WAR DOGS連合タッグでWTLに出場。2勝2敗・勝ち点4で後半戦へと折り返した。地元・山梨凱旋となったこの日の5戦目、タイチ&小島と激突した。
鷹木は序盤、アニマル浜口ジムの先輩にあたる小島を相手にチョップとエルボーのラリーを展開。ショルダータックルで先制されたが、モロニーとのダブルタックルでやり返す。串刺しラリアットと串刺しゴアを同時に決めた。タイチが飛び込むと、ケサ斬りチョップ、デンジャラスバックドロップで鷹木は鎮圧されてしまった。タイチ&小島のダブルタックルを食らうと、聖帝十字陵に捕まり、モロニーも小島の川田殺しで分断された。
地元ファンの「鷹木!」コールに後押しされて耐えた鷹木はタイチのステップキック連打、ソバットを食らっても、グーパンチ、龍魂ラリアットで逆襲した。モロニーがドロップキック、スライディングキックの連続攻撃で続いたが、タイチはローリングケサ斬りチョップ、ジャンピングハイキックで徹底抗戦。天翔十字鳳はモロニーがキャッチし、ドリラキラーの構えに入ったが、阻止したタイチは正パートナー・石井智宏ばりのスライディングラリアットを叩き込んだ。
ここで鷹木が加勢に飛び込み、鷹木が小島に、モロニーがタイチにダイビングエルボードロップを同時に投下。「来た、来た、来たあ!」の絶叫を阻まれ、モロニーがタイチ式外道クラッチで丸め込まれたが、モロニーもスパインバスターで一矢。鷹木はグーパンチと逆水平の交互連打で追撃し、タイチがジャンピングハイキックで反撃し、小島がマシンガン逆水平を浴びせても、ダイビングエルボードロップはモロニーが急行して阻止。鷹木がデスバレーボムで突き刺した。
すかさず鷹木とモロニーが「俺たちの時間が、来た、来た、来たあ!」と絶叫。串刺しラリアットを交互に見舞い、モロニーがトラースキック、鷹木がスライディングラリアットの波状攻撃に出る。粘る小島も二人を鉢合わせにし、モロニー、鷹木の順でコジコジカッターをさく裂。タイチも顔面蹴りで援護射撃したが、小島のラリアットは鷹木がバックエルボーで迎撃し、グーパンチを連発。パンピングボンバーは小島がラリアットで相打ちに持ち込む。鷹木は崩れ落ちてしまったが、モロニーがゴアを叩き込んで援護射撃。すかさず合体技WAR DRAGONをさく裂させた。
タイチがカットに飛び込んでもモロニーが場外に分断。ワンツーエルボーを乱れ打った鷹木は小島のラリアットをカウンターで食らっても3カウントを許さない。モロニーを振り切ったタイチがブラックメフィストを狙っても、モロニーが急行して阻止。ならばとタイチと小島ははラリアットとアックスボンバーのサンドイッチ攻撃でモロニーを蹴散らすと、小島がラリアットを狙った。が、食い止めた鷹木はショートレンジラリアットを後頭部にお見舞い。パンピングボンバーを叩き込んだ。そして咆哮するとバーニングドラゴンでダメ押ししてようやく小島から3カウントを奪った。
鷹木&モロニーが20分を超える熱戦の末、タイチ&小島を撃破。勝ち点を6に伸ばし、首位の辻&ゲイブを2点差で追い上げる位置につけた。試合後、鷹木は「小島さん! ちょっと待ってくれ。思い返せば、あなたと初めて対戦したのは10年前、ここアイメッセ山梨だ。今日は俺が勝ったかもしんねえが、ラリアットでは今日も勝てなかった。本当の意味で勝つために小島さん! またやりましょう」とメッセージ。「こんな若そうに見えて体パンパンだけど、小島さん55歳だぞ。凄すぎだよ。俺もあんたみたいな50代になってみせる」と敬意を表したうえで誓った。そして同世代のタイチには「確かに俺たち40過ぎたベテランかもしれねえけど、俺たちベテランがもっと暴れなきゃ新日本のリング面白くなんねえだろ。とことんやろうぜ。お前とはまたリング上でいくらでも遊んでやる。今日はありがとな」と投げかけつつ感謝した。
この日がデビュー23周年記念日となったタイチは祝福の「タイチ!」コールを浴び、小島とともに退場。鷹木は「あらためまして山梨、俺とモロニーの大勝利が来た、来た、来たあ!」と絶叫した。「今月から組み始めた仲間です。紹介します。俺のナイス・マイ・フレンド、ドリラ・モロニー」と紹介すると、モロニーは「ごめんなさいね。日本語ちょっとだけね。でも山梨、みんな本当にありがとうね」と日本語で感謝。「鷹木!」コールを煽り、「俺たちの時間が来た、来た、来たあ!」と叫んだ。
そして鷹木が「俺とモロニー、これで3勝2敗だ。まだまだ優勝を狙える位置だ。何としても優勝しなきゃいけねえ。なぜなら来年の1・4東京ドーム、なんとチケット完売らしい。増席に増席、3万だか4万だか5万だか知らねえけど、そんなの2000年代以降初だ。なのに俺とモロニーのカード組まれてないんだよ。そのためにも俺とモロニーがこのタッグリーグ、テッペンいくしかないだろ」と地元のファンに誓うと、来年3月の甲府大会開催が決まったことを告白。最後に「俺たちやることは年内WORLD TAG LEAGUE。テッペン目指して、熱く熱く熱く盛り上がっていくぞ!」と誓って甲府大会を締めた。
鷹木&モロニーの公式戦は残り2試合。次戦は12・5大阪大会で矢野&オレッグと激突する。

