【球界下半身スキャンダル史前編】
ここ最近、プロ野球選手の不倫騒動が報じられる機会が増えているが、プロ野球選手は人気者で、一流になればなるほど女性からもよくモテる。そのため、遊び方を一歩間違えるとスキャンダルに繋がってしまうのだ。そこで、今回は過去に世間を騒がせた有名選手による衝撃的な「下半身スキャンダル」の歴史を振り返ってみよう。(3回中の1回)
出版された暴露本の驚愕の中身
◆1988年12月 桑田真澄(前巨人二軍監督)暴露本出版
当時巨人の若きエースだった桑田は1988年12月、球団関係者の紹介によりパーティーで知り合った外国人モデルのアニータ・カステロと交際を開始。翌’89年1月に交際が発覚したが、桑田は否定した。
その後、4月1日に桑田が登板する東京ドームでの西武とのオープン戦にアニータが現れるなど注目を集めたが、直後に破局。アニータが所属事務所や友人の猛反対にあったことや、桑田も球団上層部からの忠告や母親に反対されたことが原因とされている。
同年8月には、2人の性生活について赤裸々に綴られた暴露本『愛のローテーション』が出版された。同書の中ではアニータと桑田の情事が生々しく描写されており、「直感的にこの男はあまり遊んでいないんだなって思ったものです」、「桑田のサイズは私にピッタリだった」とまで綴られていた。
◆2012年8月 週刊誌がこぞって阿部慎之助(現巨人監督)の密会を報道
2012年8月、雑誌『週刊ポスト』が、当時24歳のグラビアアイドル・小泉麻耶との“3夜連続不倫密会”を報じた。
宅配業者のふりをして相手女性の家に入ったところもスクープされたことから『宅配屋・慎ちゃん』と命名され、当時は対戦チームの選手にイジられる様子も報じられた。
読売巨人軍広報は「交際している事実はなく友人の1人」としたものの、’14年には雑誌『週刊文春』が新たなスキャンダルを報道。’12年に不倫疑惑が報じられた後も小泉との関係は続いており、彼女と大手芸能プロダクション幹部との間に起きたトラブルに、阿部が巻き込まれたのではないかという内容だった。
阿部は’06年に結婚しており、’12年に不倫疑惑が報じられた時点で3児の父であった。そのため、巨人の主砲かつ主将の不倫スキャンダルとして、大きな注目を集めた。
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慰謝料1250万円で決着
◆2000年12月 イチロー(元プロ野球選手)を悩ませた2つの醜聞
1999年12月に、イチローは元TBSアナウンサーの福島弓子さんと結婚したが、翌年12月に『30歳人妻が全告白‼イチローがドロ沼不倫と巨額手切れ金』との見出しで、写真週刊誌『フライデー』(12月27日発売)により不倫交際を報じられた。
記事によると、イチローの不倫相手だった女性は、福岡県出身の元モデルで、1995年に知り合うと、当初は知人を交えて年に数回食事する仲だったが、’98年の秋に福岡市内のホテルで男女の関係となり、イチローが同年の12月に弓子さんと結婚する直前まで関係が続いたという。また、その間の’99年9月には女性が別の男性と結婚もしていたという。
そうした中、2人の関係を知った男性が、イチローの結婚直後の’99年12月15日に弁護士を通じてイチローに内容証明郵便を送付。イチローは最終的に男性側の主張を全面的に認め、慰謝料として1250万円を支払うことで決着した。
また、’01年6月には、20歳の美人留学生との不倫疑惑が、同じく『フライデー』に報じられた。
◆2008年7月 二岡智宏(前巨人ヘッドコーチ)不倫騒動で丸刈りに…
二軍で調整中の2008年7月、同郷の広島県出身である女性キャスターの山本モナと「東京都品川区五反田のラブホテル街に出入りしていた」という記事が、同年7月10日発売の女性週刊誌『女性セブン』に、写真付きで不倫スキャンダルとして掲載された。
プロ野球史上最も歴史が古い巨人は長年、「巨人軍は紳士であれ」という伝統を受け継いでいるため、その伝統を汚してしまった。髪を丸刈りにして謝罪したものの、同年オフに日本ハムへトレード。芸能界、スポーツ界を巻き込む大騒動となった。
【球界下半身スキャンダル史中編】へ続く
