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義母の“下手な言い訳”が悔しい…「#ばぁばメロメロ」の投稿に衝撃。母親が家族への期待を諦めた日

義母の“下手な言い訳”が悔しい…「#ばぁばメロメロ」の投稿に衝撃。母親が家族への期待を諦めた日

勇気を出して義母に言った結果


やっぱり娘の子は特別ね(写真:iStock)

 だが決定的だったのは、ある投稿だった。

 義母が「運動会でした!」と投稿した写真に、娘の孫が元気に走っている姿が写っていた。その説明文にこう書かれていた。

「孫の晴れ姿、胸がいっぱい。やっぱり娘の子は特別ね」

 その瞬間、奈央の胸にストンと落ちた。

 ──ああ、意図的に載せてないんだ。

 後日、奈央は勇気を出して義母に言った。

「よかったら、湊もインスタに載せてあげてください」

 義母は困ったように笑って、あの台詞を言った。

「スマホの容量がなくて…」

 いや、毎日投稿してる人が言うセリフじゃない。ましてや動画まで載せてるのに。

「娘の孫が特別」が生まれる理由


悪気はないけれど(写真:iStock)

 奈央は一瞬で悟った。義母にとって湊は、「インスタに残したいほどの“家族の誇り”」ではないのだと。

 もちろん、義母は悪気があるわけじゃない。娘の子と過ごす時間が圧倒的に長く、気を遣わず世話もできる。その積み重ねが“情”になり、結果「娘の孫が特別」という気持ちにつながっているだけだ。

 頭では理解できる。でも、心はついてこない。奈央が言う。

「差別って、大声でやられるより、静かにやられる方がつらいんですよ」

 例えば、写真の数。例えば、呼び方の温度。そして、SNSの投稿頻度。言葉には出さないのに、形として積み上がっていく差。

 それが“証拠”になって、じわじわ効いてくる。

配信元: コクハク

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