12月10日（水）〜12日（金）にかけて鈴鹿サーキットで実施されるスーパーフォーミュラの合同テスト兼ルーキーテスト。12月3日（水）、ついに参加ドライバーの発表がスタートした。
2025年シーズンは激戦の末、岩佐歩夢がシリーズチャンピオンに輝いたスーパーフォーミュラ。12月に入り、毎年恒例の合同・ルーキーテストが迫っている。このテストは各チーム・ドライバーが翌年のシーズンに向けて準備を行なう重要なテストであり、日本の若手ドライバーや日本でのレース活動を視野に入れる外国人ドライバーなどがスーパーフォーミュラを初体験する場にもなる。
スーパーフォーミュラでは昨年から、12月の鈴鹿テストに参加するドライバーを事前に数人ずつ発表していく形をとっているが、今回トップバッターとしてテスト参加が発表されたのは小山美姫だ。
小山は昨年の鈴鹿テストにKCMGから参加。1日のみの走行ながら1分38秒078というベストタイムを記録し、同じく初走行となった外国人ドライバーらと同水準のタイムで走った。しかし目標としていた1分37秒台に届かなかった悔しさなど様々な感情が込み上げ、本人は号泣した。小山にとって今回のテストはリベンジの機会ということになりそうだ。
また同日には続いて、小林利徠斗の参加も発表された。小林は今季、代役という形でTEAM IMPULから2戦出走し、スーパーフォーミュラデビューを果たした。その際には下位でのバトルながら果敢なオーバーテイクを連発し、話題を集めた。
そんな小林、来季はフル参戦シートを得るのではないかと言われている。所属先として噂されているのはKDDI TGMGP TGR-DCであり、同じく噂があがっている小林可夢偉との“小林コンビ”となる可能性が浮上している。
この日発表された3人目のドライバーはカッレ・ロバンペラ。2度のWRC（世界ラリー選手権）王者であるロバンペラは既に来季の参戦がアナウンスされており、今回のテストがSFデビューに向けた初走行の機会となる。既にフォーミュラカーでのサーキットトレーニングも進めているロバンペラだが、スーパーフォーミュラのマシンでどんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。
いずれのドライバーもどのチームからテストに参加するかは明らかにされていないが、スーパーフォーミュラはラインアップの詳細については12月5日（金）以降に発表するとしている。来シーズンはドライバーラインアップが大きくシャッフルされると予想されており、海外戦も多数来日する模様。今後の発表にも目が離せない。
なおテストは3日間で計6セッション12時間の走行が行なわれる。10日（水）、11日（木）の合同テストは9時〜11時15分、13時45分〜16時のスケジュールで各日2セッションずつ、12日（金）のルーキードライバー限定テストは10時〜11時30分、14時〜15時30分の2セッションが実施される。
