最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
サンダー“第2の男”J-Dubが待望の復帰。シュート不調も守備では手応え「僕はNBAでもトップクラスのディフェンダー」<DUNKSHOOT>

サンダー“第2の男”J-Dubが待望の復帰。シュート不調も守備では手応え「僕はNBAでもトップクラスのディフェンダー」<DUNKSHOOT>

現地時間11月30日(日本時間12月1日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーは、敵地モーダ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズとの激戦を123-115で勝ち切り、連勝を12へ伸ばした。

 昨季王者は、開幕から21試合で20勝1敗(勝率95.2%)。NBA史上4チーム目の好成績で、翌1日を終えてウエスタン・カンファレンス2位のロサンゼルス・レイカーズ(15勝5敗/勝率75.0%)に4.5ゲーム。リーグ全体でも2位のデトロイト・ピストンズ(17勝4敗/勝率81.0%)にも3.0ゲーム差と圧倒的な強さを見せている。

 絶対的エースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)を中心に、チェット・ホルムグレンやルージェンツ・ドート、ケイソン・ウォーレス、アイザイア・ハーテンスタイン、アーロン・ウィギンズ、エイジェイ・ミッチェル、アイザイア・ジョー、アレックス・カルーソらで形成されるロスターは若く、各選手がそれぞれの役割を忠実にこなしている。

 今季20試合以上に出場しているのはSGAとミッチェル(21試合)、ウォーレスとジェイリン・ウィリアムズ(20試合)の4選手のみ。先発のホルムグレン、ドート、ハーテンスタインも複数の試合を欠場している中で好成績を残していることは、チーム力の高さの証明と言える。
  そうした中、オフに手術を受けた手首の回復に時間を要し、開幕から19試合欠場していたジェイレン・ウィリアムズが、28日のフェニックス・サンズ戦で待望のシーズンデビューを飾った。

“J-Dub”は、昨季のファイナル第7戦以来の公式戦で、29分3秒コートに立ち、11得点、4リバウンド、8アシスト、2スティールで勝利に貢献。ブレイザーズ戦では34分21秒のプレータイムで16得点、8リバウンド、5アシスト、3ブロックを残した。

2試合を終えてのスタッツは13.5点、6.0リバウンド、6.5アシスト、1.0スティール、2.0ブロックと多彩な数字だが、フィールドゴール成功率は33.3%と低調で、まだオフェンス面で本調子とは言えない。

 それでもウィリアムズ自身は、オフェンスよりもディフェンスでフィットすることの方がイージーだったとブレイザーズ戦後に語っていた。

「ディフェンス面では常にプライドを持っている。僕はNBAでもトップクラスのディフェンダーだと思うし、とにかく多くのことをこなせるんだ。プライドが消えたりはしないよ。ただ、本来のオフェンスに戻るまでは、流れに乗れるようにしていくだけだと思う。僕にとってはディフェンスもすごく楽しいんだ。ディフェンスをするのが好きだからね」
  196㎝・96㎏のウィリアムズには、機動力や球際の強さ、そして218㎝のウイングスパンを武器に、相手チームのメインハンドラーからスコアラー、ビッグマンとあらゆるポジションの選手をガードすることができる。

 ブレイザーズ戦でサンダーは相手をフィールドゴール成功率39.3%、3ポイント成功率32.7%に封殺。同点22度、リードチェンジ15度を記録する激戦をモノにしたことで、ウィリアムズも手応えを掴んでいた。
 「チームとしてファウルはあまりしない方が良いけど、こういう試合で勝てたのは良いことさ。シーズン後半に向けた準備になる。たとえ酷い試合になろうと、勝つ方法を見つけ出せているのは、チームにとって非常に良いサインなんだ。僕にとってはこれが復帰2戦目で、試合が自分たちの思い通りに進んでいない時の方が、集中して状況を把握できる。良い試合だったよ」

 昨季のチームで第2オプションを見事にこなした頼れる男が、ここからどこまで調子を上げるかは必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

SGAが語る王者サンダーの強さの秘訣「僕らはとにかく、勝利だけを追い求めているんだ」<DUNKSHOOT>

SGAは歴代PGのトップグループに入れるか?元選手が太鼓判「昨シーズンと同じことを繰り返すことができるなら…」<DUNKSHOOT>

歴史的好スタートのサンダーに慢心なし!「日々フォーカスして取り組み、改善しようとしている部分」とは<DUNKSHOOT>
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ