イボがシミに変化
転機が訪れたのは3回目の治療後だった。これまでしぶとく残っていたイボを、なんとなく触っていたところ、部分的に潰れ始めたのだ。
イボが小さなかさぶたのようになり、徐々にポロポロと剥がれ落ちていく。4回目の治療後には、さらに多くのイボが平らになり始め、盛り上がっていた部分が削られたような状態になっていった。
そして5回目の治療後、残ったイボの多くがシミのような状態に変化した。
イボが完全に消えたわけではないが、立体的だったイボが平らな色素沈着程度まで改善した。ただ、範囲はイボのときよりも広がってしまい、見た目はあまり良くない。
そして、6回目の治療を終えたところで、「もうだいぶ治療でできる範囲のことはやったので、あとは気になるようなら来てください」と医師から告げられる。
約1ヶ月半の治療期間が、ここで一区切りとなった。あとは市販の日焼け止めを塗って紫外線対策をしながら、経過観察するよう指導された。
結果
治療終了から約2ヶ月後、現在の状況はというと──
かなり目立たなくなった。
完全にイボが消失したわけではないが、特に小さなイボはほぼ分からないレベルまで改善。大きめだったイボも、極端に薄いシミ程度の色になり、以前のような立体的な盛り上がりはなくなった。
それでも少し気になる箇所はコンシーラーとブラシを使えば、ほとんど目立たなくなる。
ちなみに、治療費の総額は6回の通院で約6500円。費用面だけを比べれば、当初調べていた美容クリニックの価格よりもはるかにお得だと言える。
私の場合は「完全には消えなかった」というのが正直な結果だが、7000円以下でこれだけの改善が得られたのは、十分に満足できる結果と言えるだろう。
──というわけで、顔のイボに悩んでいる方には、まずは皮膚科で一度相談してみてはいかがだろうか。
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
