『KING OF GATE 2025-最終戦-』後楽園ホール(2025年12月3日)
○箕浦康太&菊田円&ジェイソン・リー&KAI&加藤良輝vs望月成晃&ドン・フジイ&神田裕之&横須賀ススム&堀口元気×
今月の北海道シリーズで行われる『第97代オープン・ザ・トライアングルゲート王座決定リーグ戦』に向けて、我蛇髑髏の箕浦が自己主張。「全ユニットをぶっ潰して、トライアングルゲート長期政権を久々に築いてやるからな」と予告した。
帆希の負傷欠場を受けて、PSYPATRAのシュン・スカイウォーカー&ギアニー・ヴァレッタとともに保持していたトライアングルゲート王座を返上。PSYPATRAを除く5ユニット参加の新王者決定リーグ戦が行われることに。我蛇髑髏の箕浦はKAI&ジェイソンとの出場が決定した。
箕浦は過去4年連続でKING OF GATE決勝に出場しており、2年ぶりの優勝を狙って今回のトーナメントに挑むはずだったが、脳しんとうのため欠場に。急きょ代わってベテランの堀口がエントリーすると、1回戦で望月、2回戦でシュン・スカイウォーカーを破る波乱を巻き起こした。その後、箕浦が復帰。今大会では我蛇髑髏と闘龍門世代による10人タッグマッチで、箕浦と堀口の直接対決が実現した。
我蛇髑髏の奇襲で試合はスタート。ドリームゲート王者・菊田を中心に流れを掌握する。箕浦は憂さ晴らしとばかりに堀口を場外で暴行。他のメンバーも代わる代わるに堀口をいたぶった。暴走を繰り返す箕浦はテーピングを使ってのチョーク攻撃で絞め上げてブーイングを浴びる。
堀口が窮地をしのぎきると、闘龍門世代が怒とうの反撃へ。我蛇髑髏も総出の連係で報復に出るが、闘龍門世代は乱戦に持ち込むと、ここぞとばかりに堀口がゴム攻撃を菊田に見舞った。
さらに、堀口は菊田のローリングラリアットを避けて、バックスライド・フロム・ヘブンでクルリ。場内は沸騰するも、背後から組みついた箕浦がジャーマンでぶん投げて鎮圧する。粘る堀口は再びバックスライドを狙ったものの、切り抜けた箕浦はジャンピングニーからガングで叩きつけて、キッチリと3カウントを奪った。
箕浦が自分の代わりにトーナメントにエントリーした堀口を粉砕。キッチリと白星をもぎ取った箕浦が見据えるのは、目前に迫ったトライアングルゲート王座決定リーグ戦だ。試合後、マイクを持った箕浦は「後楽園、久々に喋らせてもらうぞ。おい、ジジイ、さっさと帰れ。てめえらに用はねえんだよ」と堀口を足蹴にする。そして、「あさっての札幌からトライアングルゲートのリーグ戦が始まるみたいだけどな。我蛇髑髏は俺とジェイソン、KAI、この3人でいかせてもらう。このベルトはPSYPATRAの帆希が怪我して返上したらしいじゃねえか。あんなデビューして1年の体もできてねえような若造にベルトを巻かせるからこういうことになるんだよ」と前王者組を批判。「俺たち我蛇髑髏がPSYPATRAを含めてトライアングルのリーグ戦に出てくる全ユニットをぶっ潰して、トライアングルゲート長期政権を久々に築いてやるからな。お前ら楽しみにしとけ」と言い放った。
箕浦はトライアングルゲート王座からしばらく遠ざかっており、リーグ戦を制すれば約2年ぶりの戴冠となる。今年に入って同王座は王者チームが次々と代わってきたが、箕浦はリーグ戦をキッチリと制覇し、長期政権樹立、そして自身の再浮上の足がかりにするつもりだ。

