『KING OF GATE 2025-最終戦-』後楽園ホール(2025年12月3日)
トーナメント準決勝 ○ギアニー・ヴァレッタvsRiiita×
今年のKING OF GATEで大物食いを連発したRiiitaだったが、超獣狩りならず。ヴァレッタに敗北を喫し、準決勝で無念の脱落となったが、「Riiitaだってな、DRAGONGATEの主役になる気持ちはあるからな」と奮起を誓った。
ツインゲート王者としてKING OF GATEに臨んだRiiitaは、1回戦で前回覇者のドラゴン・ダイヤに勝利。一気に勢いを掴むと、2回戦でKAI、準々決勝ではアクシデントながらYAMATOと、元ドリームゲート王者を連破し、準決勝に駒を進めた。
対戦相手は圧倒的なパワーを武器にここまで駆け上がったヴァレッタ。体格差のある試合が続いていたが、身長差38cm、体重差51kgと今回はRiiitaにとって特に不利な戦いに。因縁を残す2人は昨年9月の仙台大会や今年3月の桑名大会でも一騎打ちを行っているが、結果はヴァレッタの圧勝。Riiitaにとっては苦闘が予想された。
前哨戦となった11・30那覇大会ではタッグマッチながらリングアウト勝ちで一矢報いていたRiiitaが公式戦でもいきなり仕掛ける。スピードで幻惑すると、変型トルニージョ、変型ケブラータと空中殺法を連発。ヴァレッタから奪い取ったチェーンを振り回して挑発した。その後、逃げ回りながらペースを崩すと、背後からスリーパーで飛びつく。即座に振り払われ、逆にスリーパーに捕まったものの、コーナーを蹴って巧みに後方に丸め込んだ。
しかし、肩を上げたヴァレッタはパワーの違いを活かして主導権を強奪。暴走ファイトではなく、落ち着いた試合運びでジワリジワリとRiiitaをいたぶっていく。不気味な笑みまで浮かべるが、Riiitaは串刺し攻撃自爆で足止めし、フットスタンプを投下。YAMATOばりに「後楽園、投げるぞ!」と絶叫する。ブレーンバスターは決まらなかったものの、飛びつき式コンプリートショットから旋回式DDTの体勢に。
踏ん張ったヴァレッタはオクラホマスタンピードで叩きつけて鎮圧。細かい動きでかく乱を狙われても、ラリアットで黙らせる。必死に丸め込んで抵抗したRiiitaだったが、ヴァレッタの勢いは収まらず。噛みついてRiiitaの悲鳴を呼び込むと、パワーボムでセコンドについた場外のLOVE&PEACEの面々に投げつけた。
粘るRiiitaはキングコングニードロップを自爆させると、パワーボムをRiiitanicで切り返し、コーナーから飛びついての逆打ちもさく裂。しかし、余力を残すヴァレッタはラリアットを連続して放って一気に逆転。最後はアイアンクロースラムからキングコングニードロップを投下して3カウントを奪った。
今回のトーナメントで台風の目となったRiiitaは因縁の超獣狩りを狙ったものの勝利ならず。惜しくも準決勝で姿を消した。「KING OF GATE ベスト4までいって、DRAGONGATEの時代を作ろうと思ったのに、あのバカ外国人! ギアニー。いつになったら勝てるんだよ、あいつに」と悔しさを爆発させたRiiitaだったが、今回のトーナメントで掴んだ自信に揺るぎはない。「Riiitaだってな、DRAGONGATEの主役になる気持ちはあるからな。絶対これからが、これからDRAGONGATE、いや世界のRiiitaになってみせるから。この負けは絶対に無駄にはしないです」と奮起を誓っていた。
【Riiitaの話】「クソー。ここまできたのに! KING OF GATE ベスト4までいって、DRAGONGATEの時代を作ろうと思ったのに、あのバカ外国人! ギアニー。いつになったら勝てるんだよ、あいつに。でも負けたからしょうがないけど、今回、俺はDRAGONGATEの立ち位置、もっと上にいくからな。Riiitaだってな、DRAGONGATEの主役になる気持ちはあるからな。絶対これからが、これからDRAGONGATE、いや世界のRiiitaになってみせるから。この負けは絶対に無駄にはしないです。クソー!」

