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古田敦也氏、ヤクルトに“怪我人が多い理由”巡り下柳剛氏と激論 「要因は神宮球場にある」

古田敦也氏、ヤクルトに“怪我人が多い理由”巡り下柳剛氏と激論 「要因は神宮球場にある」

古田敦也Photo:sirabee編集部

元東京ヤクルトスワローズ・古田敦也氏が11月28日、YouTube『フルタの方程式』に出演。元阪神タイガース・下柳剛氏と「ヤクルトに故障者が多い理由」を巡って激論を繰り広げた。

【今回の動画】ヤクルトに怪我人が多い理由を巡り激論

■ヤクルトに怪我人が多い理由は?

元阪神の下柳氏・藪恵壹氏・桧山進次郎氏・星野伸之氏と元ヤクルトの古田氏・真中満氏・五十嵐亮太氏が酒を飲みながらトークした今回の動画。

ほろ酔い気分になったところで、下柳氏が「なんでヤクルトはあんなに故障者が出るのか?」と質問する。

元監督の真中氏は「故障者の数は他球団と変わらない。ただ、主力に故障者が多い。原因は個人の問題じゃないですか?」と持論を展開。

同じく古田氏は「怪我するってことはトレーニングしてないとか、練習が足りてないってみんな言うのよ。 でも俺らが見た感じ、手を抜いてるやつが怪我しないんだよ。8割くらいのやつが長くやれる」と分析した。

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■ヤクルトOBが反論

話を聞いた下柳氏は古田氏の意見に否定的な見解を示し「ヤクルトの怪我の要因は神宮球場にあると思うんです。あの小さなコブシ球場(=本拠地・神宮球場に隣接する人工芝の野球場)で練習する。圧倒的に練習量が足りない。でも試合になったら全力を出そうとする」と指摘。

これに古田氏は「村上宗隆とか良いやつよ、練習もやるし、声も出している」とやんわり反論。真中氏も「僕らも12時すぎに行って、2時間ぐらい打っているし、ほかの球団とやっていることはそんなに変わらないと思う」と語る。

下柳氏は「練習量が足りないというか、(球場の構造的な問題で)できない」と力説した。

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■人工芝も要因か

大学時代、神宮球場をホームとしていた桧山氏は「人工芝なのが大きいんじゃないですかね?」と指摘。下柳氏も「試合前に甲子園で練習するのとコブシ球場で練習するのは違う」と語る。

五十嵐氏は「ヤクルトにも強い時期はあったし、同じ環境でやってるんだけどな…」とつぶやくが、下柳氏は「環境とか、練習や移動とかね。春と秋、大学のリーグ戦のときは、神宮球場が使えない」などと、環境の悪さを指摘。

その後もトークが繰り広げられ、下柳氏は「俺はヤクルトの環境がかわいそうだなっていうことを言いたかった」と語り、これにはヤクルト元監督の古田氏と真中氏も納得していた。

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■神宮球場の優先使用権は大学野球

神宮球場の所有者は「宗教法人 明治神宮」で、東京六大学野球が優先使用権を持っており、次に東都大学野球、そしてヤクルトとなっている。

そのため春と秋に行われる大学野球のリーグ戦時には、ヤクルトは神宮球場で練習をすることができず、軟式用の「明治神宮外苑軟式グラウンド コブシ球場」などで練習することになる。

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■黄金時代もコブシ球場を使用していたが…

リーグ優勝4回、日本一を3回達成した1990年代もこの体制だったことから、コブシ球場の使用が怪我に繋がっているかどうかは不明。しかしスワローズ一筋の古田氏と真中氏が一定の理解を示している様子を見ると、遠因になっているのかも。

ヤクルトは2軍も河川敷に併設した埼玉の戸田球場を使っており、「環境が悪い」という声は存在する。ただし2027年からは茨城県守谷市に移転し、新球場が完成する予定で、怪我人の防止に効果をもたらす可能性がある。

【今回の動画】ヤクルトに怪我人が多い理由を巡り激論■執筆者プロフィール

佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治
配信元: Sirabee

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