人気漫才師たちが、夜の街で繰り広げる“日常会話”という名の極上漫才を、ドラマ級の没入感とエモさで魅せる新感覚番組『ヨルノマンザイ』が、12月に3週連続で放送されます。テレビ朝日系の「バラバラマンスリー」枠にて毎週水曜(関東ローカル)に放送され、エバース(佐々木隆史、町田和樹)が出演した初回は現在TVerとABEMAで見逃し配信中です。
『ヨルノマンザイ』が生む新しいお笑いの形

「もしも偶然居合わせた見知らぬ2人の会話が、漫才みたいに面白かったら……!?」
そんな発想を起点に作られた本番組は、ドラマのような “エモい” 映像を通して、まるで “隣の席で面白い会話を盗み聞きしている”かのような没入感で人気漫才師たちの漫才を体験できる番組。
挑戦するのは、『M-1グランプリ2024』ファイナリストのエバース、『M-1グランプリ2022』準優勝のさや香、『M-1グランプリ2019』優勝のミルクボーイといった“しゃべくり漫才”の猛者たち。
彼らは“芸人としての自分”ではなく、“芸人にならなかった世界線の自分”を演じながら、あくまで自然な日常会話として漫才を展開します。ネタ番組とも劇場ともラジオとも違う、素に近い“オフ感”のあるトーンでの掛け合いは、ファン必見。“エモさ”満点の仕上がりとなりました。
注目の初回は、『エバース×夜のタクシー』。クリスマスパーティーに参加するため、友人宅へとタクシーで向かう“腐れ縁”同士の佐々木と町田。「年末年始どう過ごす?」何気ない会話から始まったゆるい雑談……のはずが、佐々木が放つ“爆弾発言”で一気に大暴走。密室の車内が笑いと緊張で揺れまくる、予測不能の会話劇へと発展していきます。
最後には、さや香・新山も姿を見せ、物語はさらなる広がりを予感させる“続きが気になる”展開へと突入。次回の放送は、12月10日(水)深夜 2:55よりオンエアされます。
今回は、今もっともお笑いファンから熱い視線を浴びるエバースの2人を直撃。収録を終えての率直な感想から、漫才観、そして『M-1グランプリ』への思いまで、本音トークをお届けします。
収録を終えて率直な感想――演技経験はゼロ?

――撮影を終えての感想を聞かせてください。普段の漫才やネタ番組とは少し違った雰囲気だったと思うのですが、いかがでしたか?
佐々木 そうですね、僕らの漫才自体がけっこう雑談寄りというか、日常会話に近いので、今回の撮影にもほとんど違和感はなかったです。普段のネタ合わせくらいの気持ちでやれましたね。
町田 ほんとマジで違和感なかったです(笑)。あのまま自然体でいけました。
――一応ドラマ要素もある番組ですが、演技経験は?
佐々木・町田 全くないですね。
佐々木 そもそも演技って感じではなく、普段通りしゃべっているだけだったので(笑)。セリフも決まっていないし、もし一語一句決められてたらえらいことになってたと思うので、漫才以外の部分をフリーにしてもらえたのが助かりました。
町田 漫才のとこだけ普通で、他がやばいことになってたと思います(笑)。