「大台突破」はプロ野球選手にとってひとつの目標であり、夢でもあるだろうが、阪神でそれが大量発生することになりそうだ。
今年の阪神は日本人の1億円プレーヤーが、球団史上最多の11人だった。今オフはさらに増えており、ソフトバンクの14人(2018、2025年)を超え、プロ野球史上最多となる17人となる可能性が高い。
日本ハムからトレードで加入した年俸1億円の伏見寅威に加え、未更改の大竹耕太郎(9000万円)、石井大智(8200万円)、村上頌樹(8000万円)、森下翔太(7800万円)が新たに大台を超える見込みである。
及川雅貴は12月3日、7000万円増の1億円で更改。プロ6年目の今季は初の開幕1軍入りし、66試合に登板して6勝3敗1セーブ、46ホールド、防御率0.87。
「防御率0点台というのはなかなか残せる数字ではないと思うので、すごく自信になった」
と振り返った。
プロ5年目の中野拓夢は今季年俸1億4500万円から2倍以上となる3億円でサイン。3年連続の全試合出場で、打率はチームトップの2割8分2厘をマーク。二塁手のベストナインとゴールデン・グラブ賞に輝いた。来季は背番号が51から7に変わるが、
「今はなかなか難しい数字になってきているが、残せたら価値のあること。3割という数字を目標に頑張っていきたい」
まさにバラ色のオフが到来する中、気になるのが本塁打と打点の2冠を獲得し、自身初のMVPに輝いた佐藤輝明の契約更改だ。
すでに1億円プレーヤーになっている佐藤の今季年俸は1億5000万円。12月4日の「おはよう朝日です」(ABCテレビ)に出演した阪神OBの桧山進次郎氏は、4億円到達を予想した。
桧山氏は先週、この番組で佐藤の来季年俸を「最低でも3億円」と予想していた。しかしこの日、中野が3億円に達したニュースについて「中野が陰のMVP」と称賛した後、中野が3億円ならMVP男はもっと上がると、当初の予想を上方修正。
「及川投手もそうですし、タイガース優勝という部分があるんで、上がり幅がハンパじゃない。真のMVPを獲ったのは佐藤選手。ということは、4億円いってもいいんじゃない?」
予想はズバリ当たるのか。契約更改の結果が楽しみだ。
(鈴木十朗)

