2026年にザウバーを引き継いでF1グリッドに参入するアウディは、作業自動化プラットフォームであるPerkとの新たな複数年パートナーシップを発表した。
アウディの公式業務自動化パートナーとなるPerkは、そのインテリジェントツールを用いて、過酷なレーススケジュールを支えるロジスティクスの組織運営において、チームを支援する予定だ。Perkのロゴは、チームの様々な資産に表示される。
「Perkをパートナーとして迎えることができ、大変嬉しく思う」とチーム代表のジョナサン・ウィートリーは述べた。
「すべてのレースの裏には膨大な物流の努力が隠されている。F1の過酷なグローバルスケジュールでは、何百人ものスタッフの正確な移動管理が求められ、業務の規模と複雑さは計り知れない」
「あらゆる細部が重要であり、すべてが、そして誰もが勝利に貢献する。Perkのテクノロジーは、当社の業務の中で最も要求の厳しい部分にインテリジェンスと効率性をもたらし、チームが最大限の集中力、パフォーマンス、そして精度で業務を遂行できるよう支援する」
PerkのCEO兼共同創設者であるアヴィ・メイアは次のように付け加えた。
「将来のアウディF1チームは、Perkの理念である、行動に裏打ちされた野心を体現している。Perkが新たな時代を迎え、業界に破壊的変革をもたらし、人々や企業の働き方を変革する中で、将来のアウディF1チーム以上にパートナーとしてふさわしいチームは他にない」
「我々は、チームが本当の仕事に力を入れ、トラックで最高のパフォーマンスを発揮することに集中できるよう支援できることを誇りに思う」
アウディは、他にもVisit Qatarを主要パートナーに迎えている。Visit Qatarは、F1パドックとオンラインの両方でおもてなしを提供し、ファンにカタールの遺産を体験する機会を提供するよう努める。
「カタールGPはF1カレンダーにおける重要な目的地へと成長した」とウィートリーはコメントした。
「ユニークなファンイベント、文化ショーケース、デジタル体験を通じて、我々はVisit Qatarと提携し、F1のプラットフォームを通じて世界的な文化的つながりを育むことに興奮している」
アウディとしてのF1参戦は2026年からスタートするが、ここに来て複数年契約でパートナーを獲得しているのは、その注目度の高さを物語っている。
ザウバーの成績が持ち直しているのもそれと無関係ではないだろう。開幕戦で6ポイントを獲得した後、7戦連続ノーポイントと苦しんだが、その後6戦連続でポイントを獲得するなど激しい中団争いのなかで前進。現在コンストラクターズランキング9番手だが、最終戦アブダビGPの結果次第では、7位浮上も十分狙える位置につけている。

