・コスパ優先プラン
そんなわけで、先日。ぼっち忘年会を開催すべく私が向かったのは……
「焼肉ライク」である。ご存知、1人焼肉の聖地のような場所。お店を利用したことがある人ならご存知だろうが、1人で入店するときの抵抗はゼロだし、何より安い。
コスパを優先して「ぼっち忘年会」をするとなると、最優先候補の店と言っていい。ただし、ここでいつも食べているものは頼まない。普段よりちょっといいものをオーダーするのである。
たとえば、普通の生ビールではなく……
ちょっと枝豆が付く生ビールセット(ジョッキで450円)。贅沢すぎてバチが当たりそうだ。
それだけで至福……ただただ至福……
であるが、ここにさらに……
身の程をわきまえないチョイスをかます。単品の和牛炙りすき焼き(790円)だ。普段は絶対に頼まない。いや、見栄を捨てて言おう。頼めない。しかし、今日だけは……行く! 忘年会だからだ。
これを網に乗せて……
卵に絡めて口に放り込む。「お疲れ、俺」と心の中で言いながら。しかし、そう思ったのも束の間、肉が柔らかいからすぐに溶けてしまった。
名残を惜しむように、もう1枚、さらにもう1枚と、皿から肉を剥がして網に乗せる。
やがて無くなったところで、さらに罪を重ねる。すき焼きからの焼肉だ。ここでも、いつもより良い肉を追加注文。
訪れた日は常陸牛が期間限定で販売されていたので、その食べ比べカルビセット並(2180円)をポチッ。
しばらくしてやって来たそれは、これでもかというほど霜が降っていた。そいつを1枚、網に載せて、集中して焼く。
網から上げるタイミングを絶対にミスらないように、慎重に、慎重に。
なお、先ほどぼっち忘年会では「自分の好きな動画を見たりしながら好きに楽しめる」と書いたが、焼肉ライクの店内で動画を見たりはしない。それをやるとお店の迷惑になる可能性あって自分自身が楽しめないし、何より肉に集中したいからだ。
基本的に、さっと食ってさっと出る。その時間の短さを知っているからこそ、より楽しめるように思う。すぐに散ってしまう桜を愛でるように、高級肉を頬張る。ある意味、ものすごく日本的な焼肉ライクの楽しみ方。
というわけで、焼肉ライクを出たら次に向かうのは……
(私にとっては)普段使いにはハードルが高い高級スーパー、成城石井である。
そこで、普段は買わないサイズのスイーツ(イタリア産マスカルポーネ仕様のティラミス / 500gで1070円)を買う。まさに豪遊。
さらに、スイーツのお供として、カルディでドリップバッグコーヒー(2026ニューイヤーブレンド / 1つ200円)を購入してから帰宅する。
コーヒーを淹れている間に、スイーツを開封すると……
見よ! このティラミスのサイズ感を!! ほぼ業務用ではないか。
いつもなら何人かでシェアするところだが、コレを……
1人で頬張る! なんと罪作りな行為だろうか。
ティラミスはもちろんカルディのコーヒーとも合うし、そのコーヒーが「2026ニューイヤーブレンド」ってのがいい。もう今年は終わったような気持ちにさせてくれるから。
そして、それらを飲んだり食ったりしながら……
YouTube見てゴロゴロダラダラ
ネトフリ見てゴロゴロダラダラ
Kindleで漫画読んでゴロゴロダラダラ
・最高すぎて怖い
いかがだろう。あなたの会社の忘年会は、これより楽しいだろうか? むしろ、これ以上に最高な忘年会が他にあるだろうか?
ちなみに、参考までに内訳を記載しておくと、以下の通り。
【ぼっち忘年会の内訳】
・焼肉ライク(すき焼き、常陸牛など)でトータル3420円
・成城石井のティラミスで1070円
・カルディのドリップバッグコーヒー(2026ニューイヤーブレンド)が2つで400円
・合計:4890円
これだけ楽しんで5000円以下。すごくないだろうか?
何度も言うように、「ぼっち忘年会」には様々なスタイルがある。他のプランでもいいし、もちろん私のプランを真似するのもいいだろう。
ちなみに、タイトルに「ぼっち忘年会最強プラン決定戦」とあるように、他のライターからも1人忘年会のプランが発表される予定。それも参考にしてみてくれ!
というわけで、私はもう忘年会が済んだのでこのあたりで終わりにしたい。(ちょっと早いが)皆さん、良いお年を〜!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
