ニューヨーク・メッツの千賀滉大について、依然としてトレードの可能性が注目されている。現地12月3日、地元放送局『SNY』は、メッツが以前から検討対象としてきた日本人右腕の去就について、複数のMLBスカウトや球団幹部の見解をまとめて報じた。
同メディアによると、メッツは千賀の移籍に対して「オープンな姿勢」を見せているという。一方、千賀本人はデビッド・スターンズ編成本部長に「メッツに残りたい」と直接伝えており、契約に含まれる10球団のトレード拒否権が、右腕の状況を左右できる唯一の手段となっている。
複数のスカウトや球団幹部は、千賀の放出に否定的な意見を示している。『SNY』は関係者の声として「2023年、25年と2シーズンにわたり一貫して結果を残してきた投手を、安易に手放すべきではない」とし、「万全の状態なら優勝を争う戦力になり得る」と評価している。
一方で、わずかながらトレードを支持する意見もあり、その理由は千賀の残り2年の契約で支払われる3000万ドル(約47億円)を他の補強資金に充てるためだという。ある球団幹部は「もしチーム内部に、『千賀を信頼できない』という明確な理由があるなら別だが、彼を放出しただけでチームが良くなるとは思えない」と話し、財政面だけでの判断には疑問を呈した。
千賀は6月12日に右ハムストリングを負傷する以前は、13試合で7勝3敗、防御率1.47という抜群の安定感を披露。メッツ先発陣の柱として活躍した。しかし、復帰後はフォームの問題などもあり、9試合で0勝3敗、防御率5.97と大きく精彩を欠いたままシーズンを終了した。
それでも、あるスカウトは「千賀は何度もピンチを切り抜ける投球を見せてきた。フォークボールを切り札として使い、必要な場面でしっかりコントロールする。大一番で使いたくなる投手だと思う」と高評価。トレードでの放出に否定的な見解を示した。
今オフ、メッツが千賀をどのように位置づけるのか。その判断は、来季のチームがどこを目指すのかを示す重要な指針となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も
【画像】内田有紀、上戸彩、川口春奈、山下美月、森香澄、韓流アイドル…可憐なユニホーム姿が眩しい! 華やかに“始球式”を彩った美人女優&タレントたちを大特集!

