ルイス・ハミルトンは、フェラーリへの順応について進捗がある一方で結果がついてこないことを「不思議だ」と語った。
7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは、メルセデスに12年間在籍。その前のマクラーレン時代も入れると、メルセデスのエンジン/パワーユニット(PU)を18年間使用した後、今年からフェラーリに加入した。中国GPのF1スプリントでは勝利を飾ったが、決勝では勝利はおろか表彰台にも手が届いておらず、チームやPUへの適応に苦労していることを示している。
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは以前、自身もハミルトンも、跳ね馬への移籍に伴う苦労を過小評価していたかもしれないと認めていた。
アゼルバイジャンGPを8位で終えたハミルトンは、ブレーキングに関してまだ100%の自信が持っていないものの進歩を感じていると語った。
「どれだけアグレッシブにいけるかという点については、まだ改善の余地があると思う。かなり暴れるマシンだから、ブレーキングで攻める時にはまだ100%の自信が持てていない。前回のレースでは自信が持てたけど、今回最終的に採用したセットアップではあまり自信を感じることができなかった」
アゼルバイジャンGP終了後、ハミルトンはフェラーリへの適応についてそう説明した。
「ここ数レース、進歩はしている一方で結果には結びついていないというのは、少し不思議な状況だ。でも進歩がゼロというわけではないから、良いレース週末を過ごして良い結果を得ることはできると思う」
フェラーリはアゼルバイジャンGP初日からフリー走行2回目でワンツー体制と好調さを見せていたが、ハミルトンは予選Q2敗退を喫して12番手。同グランプリで4年連続ポールを記録していたシャルル・ルクレールもQ3でウォールの餌食となった。
決勝でフェラーリはハミルトンとルクレールでタイヤ戦略を分けるも、レーシングブルズのリアム・ローソンやレッドブルの角田裕毅を先頭としたDRSトレインにも阻まれて8〜9位に終わった。
「予選日にも言った通り、とても楽観視していただけに残念な結果だった」とハミルトンはSky Sports F1に語った。
「フリー走行2回目の後は正直、マシンに良い感触を感じていた。でも最終的にはマシンの方向性を間違えたと思う。僕らのレースペースは前を走るドライバーたちにまったく及ばなかった」
「でも予選は明らかに重要だ。ウイリアムズ(のカルロス・サインツJr./予選2番手から決勝3位)の位置を見れば分かる。彼らは素晴らしい仕事をした。おめでとうと言いたい。全力を尽くして得たこの結果は本当に素晴らしい」
「僕も12番手から順位を上げられたのは嬉しいけど、この順位自体はどうでもいいね」

