お笑い界の新たなスターを発掘する漫才団体戦『よしもと漫才リーグ2025』が、9月から開催中です。今シーズンから関東、関西の2リーグでバトルを繰り広げ、最後は両リーグの1位同士が日本一を懸けて戦います。
リーグ戦はいよいよ佳境を迎えており、11月21日(金)には関東リーグの第8戦が千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で行われ、ゆにばーす(はら、川瀬名人)がキャプテンを務めるチーム「結果じゃねーぜ!!必笑DASH組4649☆」と金魚番長(箕輪智征、古市勇介)率いるチーム「ヨイ肉が来たゼ」が激突! ともに1勝で負けが越している“負けられない戦い”です。試合終了後には、それぞれのキャプテン、ゆにばーすと金魚番長が漫才リーグについて語ってくれました。

M-1準決勝進出のイチゴがタイムオーバーで敗戦!?
この日は、M-1グランプリの準決勝進出者が発表された翌日。前回の対戦でゆにばーすチームに敗れた金魚番長チーム・箕輪は「それ(敗戦)を糧に、ゼロカランとイチゴが(M-1準決勝に)行った」と豪語します。
イチゴ・イクトも「(前回対戦した)小虎の漫才を見られるだけ研究した。小虎のお蔭」と明かしますが、相方の木原優一に「俺らの実力でいいじゃないか。小虎に失礼」と怒られていました。
この日の両チームのオーダーは以下の通りです。
【ヨイ肉が来たゼ】
イチゴ/ゼロカラン/金魚番長/クリアノート/太鵬
リザーブ:からし蓮根/2丁拳銃/ヨネダ2000
【結果じゃねーぜ!!必笑DASH組4649☆】
ウルトラスーパーコバタナックス/鶴亀/マシン語感/小虎/ゆにばーす
リザーブ:パピヨン/LLR/官兵衛
第一試合では、イチゴがタイムオーバーで強制終了となる事件が発生。イクトは「音響さんと照明さんとコラボした演出っす」と言い訳しますが、この日、司会を務めたヒロユキMc-Ⅱから「だとしたら漫才じゃないんで失格」と通告され、しぶしぶマイナス20点のペナルティを受け入れました。


そして、試合結果は……以下の通り!
第一試合 ×イチゴvsウルトラスーパーコバタナックス〇
第二試合 〇ゼロカランvs鶴亀×
第三試合 〇金魚番長vsマシン語感×
第四試合 ×クリアノートvs小虎〇
第五試合 ×太鵬vsゆにばーす〇
ゆにばーすチームが3対2の接戦を制して勝利! タイムオーバーでのマイナス20ポイントがなければ勝利していたイチゴの2人が「20点って引きすぎてねえか」と頭を抱えると、大きな笑いが起きました。


漫才リーグでしか見られない対戦とネタ
試合終了後、金魚番長とゆにばーすを直撃しました。
――お疲れさまでした! 今日の試合の感想を教えてください。
ゆにばーす・川瀬 この時期、M-1の準決勝まで行ったやつ、むっちゃ平場で前に出ますね(笑)。
金魚番長・箕輪 確かに!
川瀬 今日の(イチゴの)イクト、えぐいぐらい出てたもん(笑)。ノリノリでしたね。
金魚番長・古市 楽しそうだったな……。(M-1負けたから)一足早く終わっちゃった。
川瀬 楽しそうだったなあ。
一同 (笑)
――漫才リーグも折り返しました。ここまでの感想を教えてください。
川瀬 “お客さん票”なので、「エバースも金魚番長も人気があるから勝たれへんやろな」と思ったら、意外に良心的なファンの方々が多く、手違いで勝つこともあったりしますね(笑)。お客さんも公平に審査してくれていると感じました。
ゆにばーす・はら だから楽しいですよね。
古市 あと、負けたら本当にムカつきますよね。それこそM-1(の予選期間)中に負けたりすると、「どうすんの?」みたいな。
箕輪 そう。M-1とは関係ないんですけどね。なんか1回負けたネタなんだっていう。これを勝負ネタでM-1に持って行っていいのかなって。
川瀬 関係ないことはわかってんねんけど、それを払拭するには京葉線(で考える時間が)が長すぎるんですよ。
一同 (笑)

――チーム戦であることで、いつもの舞台との違いを感じますか?
川瀬 やっぱり、普段はない組み合わせが見られますよね。前も言われてましたけど、「囲碁将棋vsウルトラスーパーコバタナックス」なんか、マジで幕張以外で見ることないですよ(笑)。
はら ピラミッドライブとかでもありえないチームで戦えるんで、そこが魅力かもしんないですね。
川瀬 2丁拳銃vsゼロカランとかね。そういうのもありますから。
箕輪 2丁拳銃さんは4分ネタがなさ過ぎて、この間なんか、デビュー当時のネタをやってました(笑)。1年目のネタだって言ってましたよ。
はら めちゃくちゃ貴重だ。ファンの人は嬉しいよ!
川瀬 マジで2丁拳銃さんファンほど来たほうがいいかも。ええのが見られる。いまの若い子が見たら結構、衝撃的なネタやと思いますよ
箕輪 めちゃくちゃ面白いっすよ、あれ。
