
【風間俊介インタビュー】「“全部ステキだな”と思ったら、あえて何も買わない」日常を豊かにするモノ選びの哲学を語るの画像一覧
モノに対する考えにこそ、その人柄がにじみ出るものです。本記事では、注目の俳優・風間俊介さんが語る、日常を豊かにする“モノ選び”の哲学に迫ってみました。人気俳優とMonoMax読者は意外なほど通じるところが多かった!? 風間さんに聞いた愛用モノやお買い物のこだわりとは?
お店で「全部ステキだな」と思ったときは、あえて何も買わないようにしています

風間俊介/ Shunsuke KAZAMA
俳優、タレント。1983年6月17日生まれ、東京都出身。現在、NHK『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に鶴屋喜右衛門役で出演。2025年12月7日(日)から21日(日)にかけて、東京・IMM THEATERで行われる舞台『ノンレムの窓』に出演予定。NTV『ZIP!』月曜日、NHK Eテレ『ハートネットTV「フクチッチ」』にもレギュラー出演中。
──風間さんの「買ってよかったモノ」を教えてくれますか?
「旅行や出張が多いので、そのまま洗濯ネットとして使える旅行用ポーチを愛用しています。そのまま洗濯機にポンと入れられますし、吊るしてモノを乾かすこともできるんです。あと重宝しているのが、折りたためる電気ケトル。キャンプでも使えて、自分のペースで過ごせる安心感を感じます」
──アウトドアもお好きなんですか?
「そこまでではありませんが、防災観点でモノを吟味することは多いですね。防災グッズはとても重要ですが、有事のときだけ使うモノだと、いざというときに使いこなせないと思うんです。だから、普段から使ってみたいと思える防災用品こそが理想じゃないかな。キャンプ用品はその点で優れていて、バッテリーやランタン、浄水フィルターなどを見ているとワクワクします」
──日常時と非常時の区別をなくす「フェーズフリー」の考えですね。
「備えるためのモノ=欲しいモノであってほしいですね。災害自体は絶対に起きてほしくないけど、対策グッズは日常の延長線上にあったほうが健全だと思います」
──モノを買うときに心がけていることはありますか?
「お店で『全部ステキだな』と思ったときは、あえて何も買わないようにしています。それはきっと、雰囲気に当てられてるだけだから。逆に、たくさん並ぶ中で『これだけは欲しい』と感じたら、間違いなく買い時。そうやって選んだモノは、長く自分を支えてくれる存在になってくれるはずです」
自分が価値を感じるものにだけお金を使いたいんです

──モノを選ぶ際の基準は?
「自分が価値を感じるものにお金を使います。人によって価値の基準は違うので、他人に意味がないと言われても関係ありません。僕がいいと思えたモノを買うだけ。『コレ』と決めたジーンズを毎日のように穿き続けていた時期もありました。ボロボロになって、お別れのときは寂しかったですけど… …そこに刻まれた時間と記憶には何物にも代えがたい価値があると思っています。あまり他人の評価に振り回されたくないので、『高級なブランドだから』『レアだから』というだけで食指は動きません」
──周囲のトレンドより、自分の感覚を重視されるのですね。
「そうですね。たとえば、今は男性の間でも太いシルエットのパンツが流行っていますけど、自分はずっと細身のストレートが好き。最近は少しでも長く使えるよう、同じものを2つ買うこともあるくらいです」
取材・文/横山博之 撮影/中村圭介 スタイリング/手塚陽介 ヘアメイク/清家いずみ モデル/風間俊介 キャスティング/門田治子
