F1レッドブルは現地12月2日、2026年のドライバー・ラインアップを発表。角田裕毅はレギュラーシートを失い、テスト兼リザーブドライバーとして残留が決まった。
2021年にアルファタウリ(現レーシングブルズ)でF1デビューを飾り、5シーズン目を迎えた今季、不調のリアム・ローソンとの入れ替わりで第3戦日本GPから念願のトップチーム昇格を果たした。
レッドブル自体が浮き沈みを経験するなかで、角田は加入当初こそ順調に適応を進めていた。しかし、第6戦エミリア・ロマーニャGPの予選Q1で大クラッシュ。アップデートを投入したばかりのマシンを破損させてしまった。以降、時折輝きを放つも一貫性に欠け、チームのミスにも足を引っ張られて満足に結果を残せず。ついに最終戦を前に悪い知らせを受け取った。
希望と失望が入り混じった角田の2025年シーズンを英国モータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「ローソンよりも高い競争力を示し、昨季終盤のセルジオ・ペレスとほぼ同じレベルにあった。最初の4回の週末で3度Q3に進出し、ポイントも獲得するなど、良い流れを作っていた」とポジティブに評価。そのうえで、やはり第6戦の“ミス”が分岐点になったとの見解を示した。
「あのクラッシュにで、角田が築いていた初期の勢いは完全に失われ、自信も揺らいだ。愚かなミスだった。以降の6戦での成績悪化は著しかった。平均グリッド順位は10.5位から16.3位へと急落し、3戦連続のQ1敗退もあった。クラッシュした車に搭載されていた新パーツの供給は限られており、アップデートの投入も常にフェルスタッペンより遅かった」
そして同メディアは、「イモラ(エミリア・ロマーニャGP)でのクラッシュが、角田の能力を示すチャンスを2カ月分は奪ったと言っても誇張ではない。あれは、その後の流れを変えてしまった決定的なミスだった」と断言する。
それでも角田にはリカバリーのチャンスはあったとも指摘。「時折、角田はレッドブルが求める『フェルスタッペンのチームメイト』像を体現した。しかし、ピーク時のペレスよりは明らかに下回り、ベストの瞬間をつなぎ合わせられなかった」と厳しく評した。
さらに、「角田がフェルスタッペンに近づいた瞬間は、レッドブルが苦しい週末を送っていたり、全体のタイム差が詰まっている状況だった時が多い」と説明。角田がそれ以外の場面でもフェルスタッペンに接近できていれば、ほとんどの週末で予選トップ6に入り、チームメイトの半分ほどのポイントを獲得可能だったとして、角田の力不足を強調している。
いずれにせよ、来季は角田がレッドブルに留まりながら、F1シート獲得の道を模索するのは確かだ。英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は次のようにシート奪還の可能性に言及した。
「角田がF1パドック内に留まり続けるのが重要だ。ドライバーマーケットが大きく動くと予想される2027年にフルタイム復帰を狙ううえで、大きな助けになる可能性があるからだ。実際、同じ役割(リザーブ)が過去、アレックス・アルボン(現ウィリアムズ)やダニエル・リカルドのF1復帰を後押しした例がある」
新天地候補として、アストンマーティン(フェルナンド・アロンソの2027年以降の去就が不明)、アルピーヌ(フランコ・コラピントの契約が2026年までで、今季中に角田に興味を示したとの報道も)、ハース(オリバー・ベアマンにトップチーム行きの可能性があり、小松礼雄代表が角田を高評価)、そして来季から新たに参戦するキャデラック(バルテリ・ボッタス、ペレスの競争力次第では、若さと実績を兼ね備えた角田が長期的な視野から選択肢となる)を挙げた。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】モデル、女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目!
【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!
【動画】角田がスプリント予選5位フィニッシュした瞬間、チームスタッフは...

