『初代タイガーマスク ストロングスタイルVol.37-THE 20th ANNIVERSARY-』後楽園ホール(2025年12月4日)
初代タイガーマスクが旗揚げ20周年記念イヤーの最終興行となる後楽園大会に登場。あいさつを行った。
自ら歩いてリングインした初代タイガーに長年の友人である藤原敏男さんが花束を贈呈。「タイガー」コールが巻き起こると、リングに立ったままマイクを持った。
「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。ストロングスタイルの旗の下、こんなに優秀な選手に集まっていただいて、たくさんのファンに集まっていただいて、最高に幸せな気分です」と感謝の言葉を口にした初代タイガーは「今年から来年にかけて、プロレスを変えます」と力強く宣言した。
場内が大きくどよめくと、初代タイガーは「まずは道場を作り、その道場で選手を育て、ストロングスタイルがなんであるかを世界の人々に分け与えていきたいと思います。一言にストロングスタイルと言っても何が違うかというと、選手自体の資質です」と続け、「今日この会場の来てくれている選手の技術を見れば、一目瞭然です。1つ1つの間があり、ストロングスタイルの構えがあり、技があり、洗練された技術があり、足腰があり…。まるで藤原敏男が酔っ払った時でも急所を外さない」と冗談を交えて説明した。
さらに、「もう1つ、修斗は40年前に私が作りましたが、技術を入れて、戦い方を入れて、精神的な心を入れることはできませんでした。これを来年にかけて、日本発祥の武道として、日本が誇れるプライドを持って作りたいと思います」と新たな武道設立にも意欲。「ストロングスタイルのプロレスも同じです。新間寿もまだ夢に出てきますが、師匠アントニオ猪木から引き継いだストロングスタイルという栄光を、我々が忘れ去ろうとしている栄光を必ず元に戻したい。日本に充満させていきたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします」と誓いを立てた。
来年は初代タイガーマスクデビュー45周年、佐山聡新日本入団&格闘技生活50周年の記念イヤーとなり、4・21後楽園ホール大会は記念イベントとなる予定。3月19日、5月27日、8月27日、10月21日、12月16日に後楽園ホール大会が行われることも発表になっている。

