「早く結婚したい」「取り残されたくない」「婚活がうまくいかない」など、結婚や婚活に対して焦ったり不安な気持ちを抱えたり、悩みを抱えている人は多いはずです。特に周りの友人や知人が結婚をしたり、子どもが生まれたりする様子を見ると焦りも大きくなってしまいます。
しかし、焦ったからといって結婚できるわけではありません。焦って行動してしまえば後悔を招く危険性もあるので注意が必要です。そこで今回は、婚活で焦りを感じてしまう原因や焦りが招く悪影響、焦りを解消する方法などを解説していきます。安心できる材料や選択肢を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。
婚活で焦りを感じる主な5つの原因
婚活をしていると焦りを感じやすいです。
主に焦りを感じやすいポイントとしては以下が挙げられます。
・年齢
・周囲
・期間
・家族
・孤独
これら5つが要因となって焦りにつながり、時には強い不安で婚活を続けることに躊躇してしまう人もいます。
焦りを感じる原因について、具体的に解説していきましょう。
①年齢への不安|出産リミットや将来への懸念

年齢は婚活において焦りを感じやすい大きな要因と言えます。特に30代を超えてくると出産のリミットを感じやすく、「30代前半までには結婚したい」と考える人も多くなります。妊娠に関しては、35歳を過ぎると妊娠率が著しく低下し始めると言われています。
年齢と共に合併症や先天異常のリスクも高まってしまうため、年齢が上がるにつれて不安は抱えやすいです。子育てに関しても、夜泣きの対応といった場面だけではなく、成長するにつれて子どもの行事への参加も増えていきます。体力的な不安も増えてしまうため、「できるだけ早く結婚したい」と考える人は多いです。
また、将来に対する不安もあるはずです。一生独身となれば病気や金銭問題に陥った際も自力で解決しなければいけません。支えてくれるパートナーがいないと大きな不安を伴うため、結婚を焦ってしまう人もいます。
②周囲からの結婚報告|他人との比較による焦燥感
友人や会社の同僚など、周囲からの結婚報告を受けて婚活や結婚を焦ってしまう人も多いです。「結婚します」と報告を受けたり、結婚式の招待状が届いたりするたび「自分はいつ結婚できるのだろう」と不安になり、「もしかしたら一生1人なのかも」と孤独を感じてしまうケースもあります。
特に親しい友人が次々と結婚すれば、自分だけが取り残されたかのような感覚になるため、自分だけが婚活をしている状態や1人でいる状態にプレッシャーを感じやすいです。
また、近年はSNSを利用している人も多く、幸せな家族の様子や子育てをしている様子、結婚式の写真や動画を目にする機会も多いです。その幸せな様子を見て、自分と比較して焦燥感を感じるケースもあります。比較しないことが精神的な負担を和らげ、焦らずマイペースで婚活をしていく対処法と言えます。
③婚活期間の長期化|出口の見えない不安
気が付けば婚活を長い期間続けている人も多いです。「多くの女性と出会ってもピンと来ない」「理想的な男性を見つけてもマッチングできない」「仮交際から成婚になかなか進まない」など、頑張っているにも関わらず成果が出なければ次第に心が不安定になってしまいます。
「自分の性格が悪いの?」「容姿に問題がある?」「一生結婚できないかも」といったネガティブな言葉が浮かび、そのたびに焦ってしまうでしょう。婚活に対するモチベーションを低下させる要因にもなるので注意が必要です。
④家族や親族からのプレッシャー
家族や親族からのプレッシャーも婚活で焦りを感じやすい要因です。
親に会った時や親族の集まりに参加した時に、以下のような言葉をかけられた経験がある人もいるはずです。
・結婚はまだなの?
・良い人いないの?
・孫の顔が早く見たいな
・1人で寂しくないの?
最初は「余計なお世話」の一言で済ますことができても、年齢を重ねたり婚活を続けたりするうちに心が追い詰められてしまう可能性があります。
相手にとっては悪気のない言葉だとしても、婚活がうまくいかない状態であれば大きなストレスになってしまいます。
ストレスが続けばモチベーションにも影響を与えるため、しばらくの間、家族に合わない期間を設けるのもおすすめです。
⑤将来への孤独感|ひとりでいることへの恐怖

1人で過ごすことが多くなるため、将来への孤独感で焦ってしまうケースもよくあることです。例えば、ハロウィンやクリスマス、誕生日といったイベントごとを1人で過ごしている時、漠然とした孤独感や招待への不安を感じやすいです。「この先も1人なのかな」「一生を終えるまで1人だったらどうしよう…」などとネガティブに考えてしまうため、婚活や結婚への焦りが大きくなってしまいます。
病気になった時や休日を1人で過ごしている時など、何気ない日常でも寂しさを感じてしまえば、一緒に過ごせるパートナーを求める気持ちが大きくなります。焦ってしまえば様々なリスクを及ぼすため注意してください。
要注意!婚活の焦りが招く3つの悪影響
結婚に対する焦りは多くの人が経験します。「私もそろそろ結婚したい」と感じるのは自然なことです。ただし、焦りが強すぎてしまうと、婚活に悪影響を及ぼす可能性が高いため注意が必要です。
・冷静な判断ができなくなる
・自信を失って悪循環に陥る
・相手に合わせすぎて自分を見失う
上記のような結果になれば、空回りを招き失敗する可能性も高まります。そのため、焦ることでどんなリスクがあるのか把握しておくことで、リスクを抑えることに役立ちます。焦りが招く3つの悪影響について詳しく解説していきましょう。
①冷静な判断ができなくなる
焦りは冷静さを失わせる要因です。そのため、「早く結婚したい」という気持ちが強すぎてしまうと、決断を急いでしまうため失敗する可能性も非常に増えてしまうのです。婚活では条件を設定してから理想の相手を探しに行くのが基本です。しかし、焦ってしまうと軸がブレてしまいます。
・とりあえず会ってみよう
・どんな人でも良いから会ってみよう
・自分を選んでくれた人であれば会ってみよう
・断られるのが怖いから選ばれそうな人と会う
といったように婚活を進めてしまえば、後悔を招く可能性が高いです。焦りの感情が大きいあまり、相手選びの判断を急いでしまえば、「多少の欠点は気にしない」「価値観に微妙な違いがあるけど大丈夫だろう」と考えてしまうのです。
冷静に考えれば、相手選びは婚活をする上で重要となり、欠点や価値観の違いはリスクを生み出すものであると判断できます。
しかし、焦ってしまうと「結婚」というゴールに辿り着くことだけを急いでしまうので、相手の本質を見誤ってしまいます。
後悔をしないためにも、冷静な行動が大切です。
②自信を失い悪循環に陥る

焦りは自己肯定感を奪う要因です。
・頑張っているのに結果が出ない
・何度も断られる
・デートをしても進展しない
・急に相手が音信不通になる
など、婚活をしていると精神的に追い詰められてしまうことが多くなります。年齢や婚活の期間が長引ければ、焦りも大きくなってしまいます。そんな中、また新たなチャンスを迎えれば、結婚というゴールに向かうためにも挑戦するはずです。
しかし、また上手くいかなければ「自分じゃダメなのかも」「もう上手くいくことはないのかも」と大きく自信を無くしてしまうはずです。自信を失えば、消極的になってしまいます。
「どうせまた次もダメになる」「もう傷つきたくない」と考えれば婚活を進められないため、出会いも逃してしまうでしょう。
自信を失えば悪循環に陥ってしまうため、自信を無くさないためにも焦らず行動することが大切です。
③相手に合わせすぎて自分を見失う
婚活で失敗が続いて焦ってしまうと自分に非があると感じ、相手に合わせすぎて失敗してしまう人もいます。
「相手に嫌われたくない」という意識が強くなるため、本来の自分を出せずに婚活が進み、精神的な疲れを感じたり、妥協する部分が多くなったりと後悔を招いてしまうのです。
例えば、以下のような思いが強すぎると心はどんどん疲弊してしまいます。
・楽しい人と思われたい
・魅力的に見せなきゃいけない
・明るい人間と思われたい
・結婚願望が強いことは隠したい
上記のような思いは頑張りすぎる要因です。
無理に笑顔になったり、明るい話題を出したり、弱音を吐かなかったりなど、演じる部分が多くなれば誰でも疲れてしまいます。
結婚や婚活に対して焦りがあるのは仕方のないことです。
恥ずかしいこと、間違ったことでもないため、頑張りすぎるのは避けるようにしましょう。むしろ、頑張りすぎない自然体で過ごす姿の方が魅力的に映り、相手との距離も縮まりやすいです。演じるのではなく自分を出して婚活を進めるようにしてみてください。
