歴史から探る指輪の種類

指輪はそれをつける人の目的によってさまざまな意味があります。
たとえば、婚約指輪や結婚指輪、また装飾品としてはめるというように、各自の目的によって指輪の種類は多岐にわたります。
指輪は現在では結婚指輪のように愛の証や、それぞれの願いを込めた装飾品ですが、古代では違った意味を持ちました。
ここでは歴史から探る指輪の種類をいくつかご紹介します。
婚約指輪
婚約指輪の由来としては、古代ローマ時代までさかのぼります。
古代ローマでは、誓いの印としてお互いに鉄の輪をはめる習慣がありました。
そして、婚約指輪は結婚を約束したときに新郎から新婦に贈られるという形に変化していきます。
鉄の指輪だったものも、金で作られた指輪やダイヤモンドなどの宝石に彩られた指輪というように変わっていきました。
結婚指輪
結婚指輪の由来としては、結婚式で指輪が使われるようになったのは9世紀ごろにキリスト教徒の結婚式が起源です。
そして、現在のような結婚指輪になるまでには各地域でいろいろな変遷を遂げて、それぞれの地でかたちがかわっていきました。
日本における結婚指輪は、明治時代から浸透していき、大正時代には慣習となっていきました。
権威の象徴

指輪というと、結婚指輪や婚約指輪が有名ですが、指輪は古代では権威の象徴として用いられていました。
古代ローマでは、指輪は権威の象徴であり、両手いっぱいに指輪をするほど多くの富と権威があるというように、たくさんはめる人も現れました。
現在は富の象徴として指いっぱいに指輪をしているという人はいませんが、現在でいうところの高級時計や高級外車といったところだったのではないでしょうか。
魔除け
現在では愛の証であったり、何かしらの願いを込めたり、または装飾品として使われる指輪ですが、もともと指輪には魔除けや護摩といった意味もありました。
指輪はもともとは武器など装身具としてはじまったもので、地位や身分を表すものであり、魔除けという意味をもつものとなっていきました。
その起源はもとは麻などの植物のひもの結び目だったともいわれています。
位置別の意味を知って指輪の力を借りてみよう
いかがでしたか。指輪は古くから魔除けや権威の象徴として用いられ、その後婚約指輪や結婚指輪として発展していったということがわかりました。
また、左手や右手の5本指の指輪にはそれぞれ意味があり、自分が望むことに合わせて指輪を選ぶといいことがわかっていただけたでしょう。
指輪の位置別の意味を知り、指輪の力を借りてみましょう。
