ミニドライバー選びのポイント②ロフト角
抜けのよさはディープフェース、球の上がりやすさはシャロー形状

ミニドライバーを選ぶときの重要なポイントが、直ドラを「するのか」「しないのか」。つまり、ティーショット以外で使うことを前提にしているのか、です。そもそも、ミニドライバーは米ツアーの選手たちが600ヤードを超えるバー5で、直ドラをしたいというリクエストから生まれたクラブ。
だから、テーラーメイドやタイトリストはややディープフェースになっていて、抜けのよいソール形状になっています。一方「エリートミニ」(上の写真左)は、アマチュアをターゲットにしたシャロー形状。低重心設計なので打球は高く上がりやすくなっていますが、フェアウェイから打ったときの抜けを重視したソールではありません。
もし、直ドラするならディープ形状で、ロフトは13度以上がオススメ。ティーアップしたとき専用で使うなら、シャロー形状の11.5度でも打球は高く上がるでしょう。
次の投稿から各社の新作を試打インプレッションするので、そちらも参考に合うミニドライバーを選んでください。


「米ツアーでミニドラを使っているトミー・フリートウッドは、セカンドショットでも多用しています」

いかがでしたか? ミニドライバーを選ぶ時の参考にしてください!

試打•解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
