●さまざまな商品や弁当箱などのミニチュア
対談の冒頭でご紹介した朝井さんのコレクション(のほんの一部)。ミニチュアと記したが、原寸大のものもあれば巨大化させたものもある。老若男女を問わず「かわいい・懐かしい・いとおしい」という感情を刺激する不思議な品々だ。
心に響く人生の匠たち
「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。
「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。
奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)
<1000分の第384回(上)>
※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。

