俳優の岩城滉一さんが12月4日にYouTubeチャンネルを更新。転倒事故による大ケガを乗り越えてバイクレースで優勝を果たしており、ファンからは「伝説の1ページ！」「感動で涙が止まりません！」など大きな反響が寄せられています。
岩城さんは11月9日に筑波サーキットで開催された「MCFAJ クラブマンロードレース」に参加。旧車レースの「AVCC」クラスに愛車のハーレーダビッドソン（883cc）で出場しました。
この日は雨天でしたが、岩城さんの出場レースは規定によりレインタイヤが使用不可。ドライタイヤでの走行を余儀なくされ、予選レース前には「ブレーキ掛けても転ぶし、アクセル吹かしても転ぶし、何やっても転ぶ状況」と転倒を危惧しつつも、「せっかく皆さん見に来てくれるんだから、あんまりしょぼい走りも寂しいかなと思うんで、頑張ってみようかな」と覚悟を感じる言葉を残していました。
レースでは序盤から実力を発揮し、宣言通りに雨の中でもアグレッシブな攻めを見せて2位まで浮上した岩城さん。順調なレース展開に見えましたが、カーブに差し掛かったところでスリップし、体ごとコース外まで滑っていくほど派手に転倒してしまいました。
すぐに立ち上がり無事をアピールし、レース後はスタッフに抱えられながらテントに戻った岩城さん。「ちょっと指が折れた」と転倒時に左手を骨折したことが判明し、時間が経つに連れて左手全体がどんどん腫れ上がっていきます。
岩城さんは転倒トラブルがありながらも予選を2位通過しており、決勝レースについて問われると「当たり前じゃん」と出場を即決。
痛み止めは「ダメダメ。絶対ぼーっとしてくる。眠くなったりとか」とレースを考えて拒否し、「応援してくれる方もいらっしゃるんで、一生懸命走るってのが仕事なんで、一生懸命走るだけ」と男気を見せながら決勝レースに臨みました。
序盤は4位と出遅れるも、チームメイトが目の前で転倒したことを受け、「オレだけでも表彰台に上がるんだ」と奮起した岩城さん。恐怖心を微塵も感じさせない攻めで2位まで浮上します。
最終コーナーでついに1位を抜き去ると、そのままスピードを落とさず走りきり、見事に優勝を果たしました。岩城さんは「終わりよければ全てよし」と波乱の1日を振り返り、スタッフからレースの盛り上がりを伝えられると、思わず涙ぐむ姿も見せていました。
最後には、「オレはそういうお手本になりたいのよ。ジジイなってもこうやってやってるよって。それが夢」と人生の大義を語った岩城さん。
視聴者からは、「凄いなぁー岩城さんは、いくつになっても全力投球」「最後には優勝ってのがヒーローですね」「恐ろしい魂の持ち主」「カッケー!! 普通なら守りに入るご高齢なのに骨折にものともせず挑戦し続ける凄まじさ」「全力でやれる男のカッコよさで涙でた」などの反響が寄せられています。
