TVアニメ『魔女の旅々』キービジュアル (C)白石定規・SBクリエイティブ／魔女の旅々製作委員会
【画像】え、「足ほっそ！」「可愛すぎん？」 こちらが『魔女の旅々』の美しい魔女たちです（3枚）
何度見ても面白い注目の再放送アニメ
2025年秋アニメも中盤を迎え、新作の放送を楽しむ視聴者も多いことでしょう。しかし、再放送枠でも注目を集めているのが、毎週日曜日17時からTBS系列で放送中の『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語／永遠の物語 TV Edition』です。本作は、TVシリーズの総集編として劇場公開された作品を再構成したもので、視聴済みのファンも初見の視聴者と一緒に盛り上がりを見せています。
※この記事ではTVアニメ『魔女の旅々』終盤のストーリーに触れています。ネタバレにご注意ください。
盛り上がりの理由は、タレントの狩野英孝さんが初見で楽しむ新鮮なリアクションを副音声で届けていることにあります。狩野さんの鋭い考察や、初見の視聴者と同じタイミングで驚くリアクションが共感を呼んでいるようです。
その『まどか☆マギカ』は、本来2024年冬に公開予定だった最新作『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が延期となり、2026年2月に公開を控えています。『まどか☆マギカ』のように、再放送が今後の展開に向けた布石として行われるケースもあり、放送中のほかの再放送作品へも続報の期待が高まっています。
例えば、2010年と2011年に2シーズンが放送され、原作完結10周年とアニメ化15周年を記念して再放送されている『バカとテストと召喚獣』（原作：井上堅二）に注目です。
同作は、テストの成績によって厳しくクラス分けされる進学校「文月学園」が舞台で、最低ランクのFクラスになってしまった主人公「吉井明久（CV：下野紘）」が、同じくFクラスの秀才「姫路瑞希（CV：原田ひとみ）」のために、仲間たちとともに上位クラスへ戦いを挑みます。
15年前の作品ですが、作画は現在のアニメと比べても見劣りせず、キャラクターたちのコメディチックでテンポの良いやり取りや、工夫を凝らしたバトルシーンが楽しめます。原作は本編全12巻と短編集を合わせた合計18巻で完結していますが、アニメ第2期では原作の途中までしか描かれていません。
そのため、第2期の放送終了から約14年が経っての再放送に、当時の視聴者からは「このタイミングで再放送とかご褒美すぎる。3期の前触れだったらうれしい」といった期待の声があがっています。
『バカとテストと召喚獣』は、毎週水曜日23時からTOKYO MXほかで再放送中です。
ほかに、2020年にアニメが放送された『魔女の旅々』（原作：白石定規）も再放送されており、ファンからは続編への期待が高まっています。同作は、「灰の魔女」の異名を持つ魔法使いの主人公「イレイナ（CV：本渡楓）」が、さまざまな国を訪れるなかで出会いと別れを繰り返していく物語です。
物語はオムニバス形式で語られ、ときに悲劇的な結末を迎えることもあります。特に、第9話「遡る嘆き」では、殺人鬼となった親友を過去へ戻って止めたいと願う魔女に、イレイナが協力するというエピソードが描かれ、血まみれになり狂気を秘めた笑顔など視聴者の間でも屈指のトラウマ回として語り継がれています。
また、最終回では一時的にイレイナと旅をともにする記憶喪失の少女「アムネシア（CV：小原好美）」が顔出しで登場し、ふたりの物語が描かれるであろう続編をファンは心待ちにしています。
2025年も、複数のイベントが実施されたものの、いまのところ第2期の発表はありません。それでも視聴者からは、「再放送の最終話が終わったときに、2期制作決定のお知らせが出るって信じてる」といった声が見られ、今後の動向から目が離せません。
『魔女の旅々』は毎週木曜日22時30分からTOKYO MXにて再放送しています。