大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)がオープン10周年を記念して毎月1回、過去に人気を集めた企画ライブを復活させてきた「マンゲキ10周年Premium Live」が、ついに最終回を迎えました! その記念すべき最後のライブとなったのは、「アンチマリトッツォ~奴が来たら終わり~&続・アンチマリトッツォ~失楽園~」。コロナ禍の2021年下半期、“最もバズった公演ランキング”で1位に輝いたライブの第2弾です。そこで今回は、11月26日(水)に行われた最終回のライブの模様と豪華出演者(人気芸人12人!)のコメントをお届けします!

ライブの始まりは辻のSNS投稿
今回のライブに出演したのはニッポンの社長・辻皓平、数日前に新コンビ・アイラブ地球を結成したばかりのコウノ・オブ・ザ・イヤー、シカゴ実業・山本プロ野球、セルライトスパ・肥後裕之、ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)、滝音・さすけ、kento fukaya、イノシカチョウ・純吉、エルフ(荒川・はる)、ゴエモン・だいじゅの12人。
前回のライブは、2021年に辻がX(当時はTwitter)に投稿した動画がきっかけでした。
当時、大流行していた「マリトッツォ」(生クリームを挟んだイタリア発祥のスイーツパン)を楽屋で食べていた辻が、コウノ・オブ・ザ・イヤー(当時は改名前の令和喜多みな実・河野良祐)に勧めたところ、「美味いけど、また食べたいとは思わない。重いな……」と発言。辻がコウノのことを“アンチマリトッツォ”とイジった動画がマンゲキ内で大流行し、ライブにまで発展したのでした。

そして、2021年10月に行われた注目のライブは、“アンチマリトッツォ”を題材としたまさかの芝居! 当日まで内容が伏せられ、コロナ禍で無観客のなか、配信された公演はトレンド入りを果たし、口コミで大バズりしました。
“ヒロイン”エルフ・はるの才能が開花!?
今回は、そんな前回公演の再演+4年後の現在を描いた続編となり、「続・アンチマリトッツォ~失楽園~」との2部構成、合計90分というボリュームで、“アンマリ”ファンにはたまらない内容に。新たなメンバーも加えた4年ぶりの続編に演者の気合も十分です。
脚本・演出・出演・作詞・作曲・演奏と1人何役もこなす仕掛け人、辻の手腕が発揮された舞台は、歌あり、ダンスあり、笑いあり、アクションありで見どころ満載。とある“嵐の夜”に起きた出来事をきっかけに、謎に包まれた“アンチマリトッツォ”の生きざまと個性豊かなキャラクターたちの思惑が交錯する物語は、最後まで目が離せません。

主人公りょうすけ役のコウノの狂気あふれる演技やダンスは必見。そしてヒロインのエルフ・はるは、かねてから芝居に興味があったといい、“1人2役”の難役で才能が開花。存在感のある演技と歌で注目を集めました。
さらにオリジナルの劇中歌は、辻率いる芸人バンド・ジュースごくごく倶楽部が担当。続編には、辻とさすけ演奏による新曲も加えられました。前回は無観客だっただけに、今回はリアルなお客さんの反応を受けて、アドレナリンが放出されまくったキャストもいたようで……とにかくエネルギッシュな舞台となりました。
