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ハミルトン、現行世代のF1マシンは「最悪だったよ……」2026年からの新時代にはまだ自信なし

ハミルトン、現行世代のF1マシンは「最悪だったよ……」2026年からの新時代にはまだ自信なし

フェラーリのルイス・ハミルトンは、シーズン最終戦となるアブダビGPを前に、現行世代のF1マシンについて厳しい評価を下した。

 2014年から2021年まで、メルセデスで数多くの勝利を積み重ねてきたハミルトンだが、2022年のレギュレーション変更でグラウンドエフェクト時代になって以降は苦戦が続いてきた。直近の4シーズンで、優勝は2024年の2勝のみ。フェラーリに移籍した2025年は、中国GPのスプリントレースで勝利したものの、決勝レースでは表彰台にも上がれていない。

 2026年は再びレギュレーションの大幅変更が予定されており、今週末のアブダビGPは現行世代マシンでの最後のレースとなるが、ハミルトンはここ数年、ドライビングにほとんど喜びを感じていなかったと明かした。

「このクルマで恋しく感じるものは一つもない」と彼はメディアに語った。

「シンプルにそうなんだ。僕はそれを楽しんでいない」

「2017年はクールだったよ。より大きく、ワイドなクルマでね。見た目も力強く、ダウンフォースも大きく、まさにメガだった。今の世代はおそらく最悪の世代だったと言える。次の世代がそれより悪くないことを祈っている」

 2026年から、F1はダウンフォースの低減、パワーユニットの大幅変更、そしてアクティブエアロダイナミクスを特徴とする新たなレギュレーションパッケージに移行する。ハミルトンはフェラーリとのシミュレータ作業を開始しており、変更点を批判はしなかったものの、判断に困っていることを認めた。

「どんな感じになるのか、本当に本当に予測するのが難しいと思う。あまりネガティブなことは言いたくないんだ。今までとは全く違う感じで、皆さんが気に入るかどうかも分からない」

「でも、もしかしたら驚くかもしれないし、素晴らしい結果になるかもしれない。オーバーテイクに関してすごく良くなるかもしれないし、信じられないくらい楽になるかもしれない」

「ダウンフォースは減り、トルクは増える。雨天時の運転は、非常に、非常に、非常に厳しくなると思う。今のマシンよりもずっと厳しくなるだろう」

 ハミルトンはまた、ドライバーがエネルギーとハイブリッドパワーの管理をより目に見える形で行なうことにより、レースの見え方も大きく変わることになると考えている。

「ストレートでダウンシフトしたり、ブーストパラメータを変えたりするのが好まれるかどうかは別として、これは僕たち全員にとって大きな挑戦であり、それはまさにこのスポーツの真髄だと思う。いつも同じことばかりやっていれば、簡単だ。絶えず自分自身に挑戦し続けるんだ」

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